仕事で大阪へ引越した方が久しぶりに来た。話を聞くと、「大阪の医者は親身。東京の医者は事務的。」と言う。そんなに違うのかと思って聞いたら、「大阪の医者は自分のことのように患者を心配する。東京の医者は数が多いから仕方がないのだろうが、機械的な感じがする。明らかに違う。」そんな話を聞いたことがなかったから少し驚いた。我々の業界で明らかに違うことは、大坂なら具合が悪い時はまず鍼灸にかかるり、ダメなら医者に行く。東京ではまず医者に行ってダメなら、鍼灸でも試してみるかとなる。大阪は鍼灸で治ったら、儲けもんみたいな発想があるらしい。東京では鍼灸はあてにはしていないが、楽になるかもしれないと夢を描くという。この違いは何処から来るのかわからないが、がんの患者さんには優しく感じると思う。東京でがん研やがんセンターは患者の数が多すぎて、どうしてもワンノブゼムになってしまう。長年見ているとがんの患者さんは薬も大事だが、心のケアーはとても大事な要素である。具体的に東京とどれぐらい違うのかはわからないが、学ぶ所は多い。
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