スタッフから、「膝に熱がある場合、常に冷やせば良いですか?」と質問が来たので答えた。「膝痛は太腿前面(大腿四頭筋)の硬さや炎症などで熱を持つことが多い。熱があるうちは熱処理をしないと良くならないが、どんなケースも冷やせば良いというものではない。例えば内股(内転筋)の極端な筋力低下の場合は、冷やすと悪化する。特に女性で閉経後、立ち仕事などのケースでは必ず冷やすとは限らない。周辺の筋肉の状況を見極め、筋肉の気持ちにならないと適切な治療は出来ない。馬鹿の一つ覚えみたいに冷やせば、何でも良くなるとは限らない。」と答えた。患者さんはよく、「冷やすのですか?暖めるのですかどちらですか?」と聞くが、場合によっては暖め、時には冷やすのが答えだと言いたくなる。現状を把握しないで単純な答えを欲しがる気持ちは分かるが、その症状が出るまでに複雑に絡んでいるので、その絡んだ糸をほぐしながら様子を見ながらでなくては答えは出せない。だから書くときは「熱がある場合は患部を急性期のみ冷やし」と書いている。治療はあまり型にはめて解決しようとしないで、現状を見て筋肉の気持ちになるとうまく解決する。方程式は簡単だが、長年やっていると式に代入して答えが出るケースは減ってくる。基本知識と現状把握能力が試される。
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