今まで左膝の治療をしていた方が準卒業でほぼ回復した。しかし数週間経って突然今度は反対側の右膝が痛くて歩けないという。準卒業したばかりだったので、これは右に負担をかけたと思って診たら、全く負担がかかっていない。ただ熱を持つ腫れている。膝上のハムストリングもかなり硬いので、これでは脚の曲げ伸ばしが出来ないことは容易に想像がついた。ではなぜ負担をかけていない膝が腫れるのか、原因は何ですかと聞かれたのでいくつか考えた。
- 草むしりやハイキングなどで外で虫に刺された
- 知らぬ間に足首や膝を捻った
- サポーターやズボンの内側で擦れた
- 脱毛などのため、毛根を痛めたり薬で反応した
これぐらいしか浮かばない。草むしりやハイキングなど外で虫刺されなどで腫れる話はよくある。この方は保育士なので砂場かも知れない。いずれにしても膝周辺の虫刺されである。わかりやすい方は刺された後を見つけることがある。次に知らぬ間の捻挫だが、子供相手の仕事だと突然振り向いたりがある。また子供を追いかけることもあるだろう。子供に怪我をさせないために自分の膝など気にしていられない。次にこの方はサポーターをしているがそのサポーターの内側の硬いところが膝に当たり、傷ついた場合である。膝頭や肘の出ているところは神経の感覚が極端に鈍いことによって傷に気がつかない。あとは以前経験したことだが、女性が脱毛のため、毛を剃ったときに毛根を痛めその上から薬で炎症が起こったことがあった。長い歴史の中では色々とある。こんな話をしたが原因が分からなかったので様子を見ることにした。