常連さんが久しぶりにラグビーとマラソンを5km走ったという。今までは宴会続きで胃炎が治らず、脚に反応が出ていたが、今回の運動でかなりの部分が楽になっている。この現象はよくある話で、仕事でイライラしているときに走ったりして汗をかくとスッキリすると同じ話である。結局、胃炎の反応で脚の筋肉が硬くなると胃炎を治さなければ脚は治らないが、その脚に筋肉痛という事件を起こすわけだ。筋肉痛が時間の経過と共に治るときに、胃炎によって硬くなった筋肉までほぐしてしまう。この方はラグビーで腰や太腿はほぐれたが、それに比べて脛の筋肉痛がほぐれていなかった。おそらく、10-15km走ればもっとほぐれたのではないかと思う。では胃炎などの場合どんなスポーツでもいいかと言うとそうはいかない。「どういう運動」を「どれだけやるか」が問題である。種類と量によって違う。これは実験するしかない。長年通院している方はわかっているから、「この胃炎はマラソンを10kmぐらい走ると治る。」と言っている。ここまでわかるには数年かかるが、わかると体調管理が楽である。ではどんな場合も良いかというとそうでもない。身体の何処かに感染があったりするとうまくいかないことがある。何事も経験から割り出し、積み上げていくしかない。問題のすり替えみたいだが、これはよく経験する話である。
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