朝起きて具合が悪い

時々患者さんが、「朝起きて具合が悪い。少し動くと楽。まだ朝がダメ。」と言う。人間の身体は寝ているときは特別血液を全身に一杯送らなくてもいいので、血流は緩やかである。朝起きて心臓がバクバク拍動していたらホルモンか何かの異常である。目が覚めてゆっくり心臓は拍動を上げ、歯を磨いたり、用を足したり、ご飯を食べたりで普段の状態に持っていくる。だからすこし時間が経つと楽になるのである。我々から見ると「朝起きて具合が悪いのは当たり前。しかし朝は調子がよくて夕方に向かって段々具合が悪くなるのは何かの炎症で、治療の必要はある。歯を磨いたあたりで楽になるのは当たり前。」と言いたい。よく手首の捻挫をした方が、「普段は楽なのですが、雑巾を絞るのだけダメ。」と言うが、我々から見たら、「雑巾が絞れたら完治。雑巾以外が楽なら90%治癒。雑巾だけ残るものです。」と言いたい。悩むべき所と当たり前のことはちゃんと分ければ悩みは減る。

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