常連さんが、「知り合いにプロのバレリーナを目指している子がいて、世界で活躍するためにどうしてももう少し背が欲しい。何か方法はないのか?」と聞かれた。病的な低身長であれば骨切りをして骨を伸ばす方法はあるが、生活習慣などでよくするとなると少し知恵が必要である。まず身長に関しては背の高い方を見ればわかるとおり、膝下など末端が長い。太腿ではなく脛が長い。これは脛の骨の骨端線がちゃんと働いていることを意味している。脳からの命令で成長ホルモンが出て、ちゃんと伝わっているのである。よく中学や高校で1年間に10cmも伸びる子がいるが、成長ホルモンの働きである。この成長ホルモンは夜の10時ぐらいから出始める。「寝る子は良く育つ」の例えの通りである。逆に高身重すぎる子は成長ホルモンを出させないために寝かさない。就寝時間を遅らせ、少しでも成長ホルモンが出ないようにする。常連さんに話を聞いたら、その子は今夜の10時ぐらいまで稽古をしていて、ご飯や風呂などが11時ぐらいになってしまうという。これでは折角の成長ホルモンの出を悪くしている。10時ぐらいには布団に入れるようにして朝練に変える方がいい。そして治療では膝に刺激が行くように足首・股関節を柔軟にしておく。食生活ではカルシウム、蛋白質、マグネシウム,ビタミンDなどは大事である。当院は牛乳は勧めていないので、カルシウムは小骨から、蛋白質は豆から、マグネシウムは豆腐(にがり)から、ビタミンDはキノコや魚からを指導している。後は腸内環境を良くして鼻炎を治しておくことである。あと意外と知られていないのが、親の愛情不足や虐待での低身長である。成長ホルモンの出が悪くなってしまい発育に問題が起こる。この辺をチェックしながらどうしても納得いかなければ病院で成長ホルモンの投与を相談すれば良い。こんなアドバイスをした。
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