咳について

普段あまり風邪を引かない方が咳で悩んでいる。小鳥タイプならいつも喉が辛いと言われてアドバイスをしているが、元気な方は当院の咳に関する話を殆ど知らない。少しまとめたので、箇条書きにしたい。

まず呼吸器の反応は「定喘 ていぜん」によく出る。(図参照) 喘息の方などは聞かなくても触っただけでわかる。ここをマッサージで治療しただけでも楽になるがやはり鍼灸刺激をしたほうが効果は高い。ここに直貼りなどのホカロンを貼ると身体は温まるし、咳も楽になる。

 

 

 

 

次に乾布摩擦である。昔は幼稚園などでよくやっていたが、最近は見かけない。腕には呼吸器に関するツボが並んでいるので、腕の毛の生えていないところから胸にかけて少し堅めのあかすりなどで刺激すると咳は楽になる。出来れば少しミミズ腫れするぐらいがいい。

次に胸骨に反応が出る。これに関しては「胸骨のゆがみ」を参照して欲しい。胸骨と肋骨の間に皮内鍼を貼ったりするとかなり楽になる。

次に薬では「龍角散」がいい。中身はキキョウ末、キョウニン、セネガ末、カンゾウ末だが、去痰や咳止めの成分である。ちなみに龍角散は「株式会社龍角散」でテレビコマーシャルで「ゴホンと言えば龍角散。」で有名だが、今はもう先代から数えて8代目でいかに日本人に愛されているかがわかる。

次にベポラップだが、宣伝が子供の胸に塗っていたので、子供薬と思っている方が多いが大人にも効く。

あまり咳が止まらなければ病院でリン酸コデインを頂くしかないが、これは麻薬である。そういうものを使わなければ酷い咳は止まらないのが現実である。昔売薬で「ブロン」があったが依存性が高く、今は販売制限がある。

EAT(Bスポット療法)を知っていれば良いが、知らない場合は「鼻うがい」が有効である。専用の「サイナスリンス」を当院では勧めている。

後体力がないときはよく蜂を使う。プロポリスにローヤルゼリー、オーストラリアのマヌーカハチミツなどは喉によく効く。マラソン選手などは蜂をよく使っていると聞く。後は「」をよく使う。これは昔から藍染め職人は風邪を引きにくいとの話から、染料の藍を調べてその成分の中から呼吸器に有効なものだけを抽出して健康食品になっている。Bi-Digital O-Ring Testでは良く使う。

咳に関しては色々と知恵がある。治療は症状に応じて行うのだが、自分で用意できるものに関しては普段から揃えておくといい。何事も「備えあれば憂いなし」である。

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