常連さんが五十肩の治療で、「前回やってもらった鍼の後とても痛くなった。そのあとは楽になったけどあんなの初めて。」と言う。これはよくある事なので、治療効果の判定に関して話をした。1が一番良くて段々悪くなる。
- 治療したら楽になった。
- 治療した後に一時痛くなったが、その後楽になった。
- 治療したら痛みが出てきた。
- 治療後、何にも変わらない。
4が一番ダメである。皆さんは3が一番ダメだと言うだろうが、我々は「治療して何も変化がないということは、全く効いていない事を意味する。」と考えている。たとえ痛みが出たとしても変化させられたということで、刺激の種類、量、時間などを考慮すれば効く可能性はある。身体の何処か1ヶ所の痛みを毎回治療法を変えても楽にならなければ、我々は頭を抱えてしまう。少し患者さんの感覚と違うのではないだろうか。