教えを請うということ

これは以前聞いた話しだが、餃子の会社の若い社長が仕事に成功して社員を募集していた。40才ぐらいで同じ仕事をしていた方が入り、仕事を新たに教えたが全然に身につけようとしないという。何か教えると、「それは今までのやり方と違う。昔はこうでした。私はこう思います。」と言うという。社長も段々頭にきて、「あなたが今までのやり方で問題ないのであれば、うちには来ていないでしょう。問題あるから来ているわけでまずはこちらの言うとおりにやってみて、結果がでなけれいくらでもお話しますが、やりもしないで批判ばかりでは成長しません。」と言ったという。この話は大事な話で、我々も何か新しい技術を学ぶときにはいつも自分を空っぽにして学ばないと何も入ってこない。自分の器を空っぽにして教えを請うことが一番大事で、ここで我を出してしまうと全く学びにならない。最近は立場的に教える場面が以前より増えたが、学び取っていく方と学ばない方は明確に違う。仕事柄色々な業種の先生が来るが、教える側の苦労は皆同じである。

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