聞き慣れない言葉だが、常連さんが教えてくれた。テアニンとは緑茶専用の成分で玉露などから抽出された希少アミノ酸だそうです。効果は脳波のα波を増加させ、自律神経調整、リラックスや睡眠効果があるという事です。薬ではないので鬱病の治療にも応用されていると言う事だそうです。こういうことを調べるといつも思い出すことがある。それは「香道」「アロマテラピー」である。リラックス効果に匂いが大きく関わっていて、メンタル面の患者さんへ応用されている。以前当院の勉強会で「墨」を調べたことがあった。墨の香りに脳は瞬間的に反応して、昔子供の頃、正座をさせられて墨をすったのは、子供の心を落ちつかせる目的がかなりあったのではないかと思う。本来お茶も戦国時代に武将が自分の心を鎮める目的はかなりあったはずである。それが最近は墨をすらずに墨汁では意味がない。やっくりお茶を楽しんだり、ゆっくり墨をすっていく過程に大きな目的があったのではないかと思う。テアニンを教えて戴いてそんな事を思い出した。
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