以前、筋肉の質を「ライオンタイプ」と「小鳥タイプ」に分け説明した。
【ライオンタイプ】
食事も一辺に食べて後はパタンと寝るだけ、不眠などとは無縁。
朝の目覚めはよく、起きてすぐに仕事が出来る。
瞬発力に向き、100m走やダッシュが得意。
空手や剣道、テニスなども得意。
瞬発のスポーツなら特別に練習をしなくてもできてしまう。
ウサギとカメではウサギに相当。
【小鳥タイプ】
スポーツではマラソンタイプ。
朝何となく怠くてすぐにエンジンがかからず、夕方から夜あたりに目が覚め、夜は眠くならない。
食事も少しずつ食べないと胃が苦しくなって、いつも何となく胃腸がだめ。
皮膚炎や風邪も引きやすく、喉が弱い。
女性ですと頭痛や生理痛に悩まされる。
家事でも仕事でも休みを入れないと続かない。
しかし少し休めばダラダラといつまででも出来る。
ウサギとカメではカメに相当。
この筋肉の違いにより性格まで変わってしまうのです。
「ライオンタイプ」は白黒つけたがります。グレーが嫌い。竹を割ったような性格になってしまうので、ダラダラ煮え切らない方が嫌い。「どっちなの?」とすぐに言ってしまいます。友達も皆そんな方ばかり。何かをやろうとするときに友達は全員、「いいね。」と言って即行動。余り考え抜くという事はしません。まず行動ありき、ダメならそこから考えれば良いというタイプ。石橋を見ずに走って渡ってしまうタイプ。旅行でも3ヶ所行く予定が少しでも時間があると5ヶ所にしてしまいます。予定より多くこなせたことに喜びを感じます。組織だと「行くぞ。」と号令をかけるタイプ。会社だとワンマン社長。従業員が風邪を引いていると、「気合いが足りない。気合いで治せ。」と言うタイプ。
「小鳥タイプ」は白黒つけたくてもすべてがグレー。体調は悪くて当たり前。何かを選択しなければいけない時にいつも悩む。繊細に物を考えるから、色々なケースのことが頭に浮かぶ。石橋はよく見て叩いて、人を通して、それから様子を見て、また渡ろうか悩むタイプ。旅行の時はホテルに着いたらまず休憩、3ヶ所予定して1ヶ所目でくたびれればすぐにホテルに戻りたい。達成できないのは当たり前。気持ちがいつもモヤモヤしている。ライオンタイプの方に、「行くぞ。」と言われても、「あの人いつも元気ね。」と冷静に見ている。人の体調の悪いのは自分のことのように感じてしまう。人の痛みのわからない方を見ると腹が立つ。「どうして感じないのかしら。鈍い人。風邪なんか気合いで治るわけないじゃない。バカじゃない。」と思っている。
これだけ違う。結局、どんな筋肉の質を持っているかで、考え方が変わる。性格は筋肉の質で決まるのである。