常連の保育士さんが肘を折った。いい医者にボルトを入れて頂き、「全治4週間」と言われて、4週間経ったので本人は仕事に復帰しようとしたら、医者から、「保育士なんかできませんよ。」と言われてびっくりしたという。これは以前、「全治と完治」でも書いたが、医者の言う全治は「取り敢えず骨は問題ない。炎症もまあまあ治まっている。何とか日常生活はできる。」を意味していて、患者さんが考える仕事復帰という意味ではない。患者さんが考えているのは「完治」である。全治と完治は数倍違う。全治4週間の場合、完治には半年以上かかる。だから医者から、全治4週間と言われて、すぐにそのあと仕事が出来るわけでは決してない。ここが何時もトラブルになってしまう。医者からしてみれば「骨折は医学的に問題はないのだから、穏やかに暮らして頂ければ良いのに・・・。」である。この「全治と完治」は相当前に書いた記事だが、いまだに浸透していない。この手の行き違いは相変わらず起こっているのではないだろ?
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