子供の治療

常連さんから、「子供の治療はどんなことをするのですか?」と言われ、少し考えてみた。

  1. .夜尿症-いわゆる「おねしょ」。最近は減ったが、一昔前はお腹を緩めたり、飲み物の制限をしたり、骨盤をいじったり、足のツボを刺激したりしていた。
  2. 側弯症-学校の検診などで校医から指摘される。殆どは経過観察だが、左右不対照のスポーツなどはチェックが必要。軽度であれば側弯症自体は問題はないが、ある程度の角度を超えると装具や手術の対象。
  3. 喘息-これは一番多い。親が少し呼吸器が弱い場合、大抵子供も弱い。薬の使い方や生活習慣、鍼灸治療や乾布摩擦など駆使して投薬を減らす努力をしている。
  4. アトピー性皮膚炎-Bi-Digital O-Ring Testを長年やっているのでこれも多い。幼児のアトピー性皮膚炎ならある程度そのままでもいいが、小学校高学年になるといじめの対象にもなるので詳細な生活指導をしている。
  5. オスグッド・シュラッター病-子供の膝の成長痛である。特別治療法はないのだが、周りの筋肉の環境を良くしたり、患部の炎症を鎮める治療をする。殆どは自然治癒。
  6. 頭痛-これは意外と多い。女の子で初潮とともに起こるケースや何か特別に腕を使うこと(自転車や剣道、空手など)などで起こる。腕に原因があればそこを治療すれば治る。あとは鼻炎持ちも多い。
  7. ピッチャーの肩-これは何度も手こずっている。子供は監督に言われるままに肩を酷使する。痛いとも言わずに我慢してしまう。今まで何度も親が子供をプロにしようと、過酷なことをさせているケースはあった。我々が必死にやっても1時間で痛みが取れず、1時間半ぐらいやってようやく楽になったケースは多かった。いまだにその感覚が残っていて、ピッチャーで肩を痛めたと言われると身をひいてしまう。
  8. 鬱病-小学校高学年から通う子がいる。医者から薬を貰っているので、学校に行けても寝ているだけ。先生も医者から処方された薬には文句は言えないのでそのまま寝かせておく。患者に話を聞いたら、「今はクラスに1人はそういう子がいます。」とのこと。鼻炎などまずはチェックして、話をたっぷり聞きながら、対応している。
  9. 受験期-これは小6、中3、高3と決まっている。以前、「受験必勝、100%自分の能力を発揮する方法」を書いたが、子供が必死に勉強していると、肩が痛いとか、頭が痛いとか親に訴える。親もどうにもしようがないから、「じゃ、先生に診てもらいなさい。」となり、連れてくる。肩を診ると大人顔負けのコリである。これでは辛いだろうと治療を始めると、段々子供の顔が緩んでくる。治療が終わる頃には「救われた・・・。」という顔をしている。本当に辛いのだと思う。
  10. てんかん-これはBi-Digital O-Ring Testをやっているので時々来る。頭の神経伝達物質や免疫の状態、ウィルスの種類や量などを測り、対策を考える。電磁波や食生活、過酷な訓練など注視している。
  11. 骨折後のリハビリ-交通事故やスキーなどで骨折した場合のリハビリである。最近病院がリハビリを十分やってくれないので、我々の所へ患者さんが来る。親としては、「この子に後遺症を何としても残したくない。」という気持ちが伝わる。
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