最近、ヘルニアやがんなど術後の方が多い。今までは大抵手術後、2週間は安静でそこからリハが始まるのだが、最近は術式の改善、内視鏡を使っての手術など身体に対し低侵襲(身体に負担が少ない)で出来るようになり、入院期間も今までより格段に短くなっている。当院の常連さんだと普段からメンテをしているので、少しの入院生活でも腰が痛いとか、背中が辛いとか訴えてくる。その辛さも手術後となると普段とは違うので、「本当に入院中はきつかった。徹底的にほぐしてくれ。」と言われ、言われたとおりにやったら、夜になって電話がかかってきて、「やって貰ったところが痛くてたまらない。熱まで出てきた。」と苦情を頂いた。似たようなことが何回かあって、そこで「手術後はいわゆる『病み上がり』で、患者さんは体力などは殆どない。手術で神経が興奮しているから患者は痛いとは言うが、痛みを中心に強い刺激を与えたら、患者の身体が持たない。患者の体力を考えたら、治療によって体力を消耗しないやり方に変えなければならない。痛みは鎮痛剤なども併用し、半分取れれば良しとしなければならない。後は温熱(風呂)などで体力温存が大事。最近冷え性の患者さんから重炭酸入浴剤がいいと言われ、私自身実験してみたが、実に身体が暖まりお薦めの一品である。後はゆっくり寝て美味しい物を食べるに限る。」と気がついた。患者さんの訴えを満たすことは確かに仕事ではあるが、それは時と場合による。先々のことまでちゃんと見通して指導できなければ治療家とは言えないと思う。
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