首の治療をしている常連さんが、「少し顎が痛い。」と言う。歯医者に行って調整をしてもらったが痛みはいまいち良くならない。本来の首も寝違い症状が出るぐらいに良くない。何があったのか聞いたら、「節分で豆を食べ、硬いものを噛むのが好きなので、その後も噛み続けた。それかもしれない。」と言う。それなら辻褄が合う。顎関節の痛みが取れない限り、首は良くならない。昨日来た方もいつもより不眠症が酷いという。仕事が忙しいのか聞いたら、暇だという。何か他にあるのだろうと聞いたら、「2週間前に足が2回つって痛かった。」と言う。調べてみるとまだまだその名残があり、軽い坐骨神経痛を起こしている。これでは原因がわからないまま、不眠症になってしまう。以前、「神経の興奮について」でも書いたが、身体の何処かに痛みがあると、それが影響して他のところが良くならない。だから痛みを感じたらそれ以上悪化させないために治療しておかなくてはならない。しかし世の中には我慢強い方が多く、「これぐらいなら・・・。」と言ってほったらかしの方ばかりである。それで以前から、「我慢弱い」を勧めている。別の症状が出てから、「こんな事になるとは思わなかった。」と必ず言うので、普段から痛みのない身体を維持することが大事である。
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