やがてはネットワーク治療が主流

ブログでは何度も書いているが、病気を縦割りで診ると答えの出ない場合が多い。
首の痛み一つ取っても、病院ではレントゲンを撮り、問題がないと痛み止めで終わり。
良くなれば良いが、良くならないと次にどこへ行って良いか分からない。
余りごねると、「心療内科を受診してみては・・・。」と言われてしまう。
我々から診ると首の痛みの原因は、「腕のこり」「噛み合わせ」「鼻炎」「眼の疲れ」「肋骨のゆがみ」「喉痛み」「座っている姿勢」と頭に浮かぶだけでもかなりある。
一つずつ医者に行ったら、整形、歯科、耳鼻咽喉科、眼科と大変である。
実際の治療では一つずつ因果関係を探っていくわけだが、数から言って多いのは、「噛み合わせ」の問題である。
こうなると顎関節を歯医者に調整してもらわなくてはならない。
次に多いのが、「腕のこり」である。
これは自覚症状が出ないので、腕の使い過ぎで首の痛みまで出るようならかなり腕は酷くなっている。
これは整形外科では扱えない。
一般的には「鼻炎」とか「眼の疲れ」は首の痛みと結びつかないのではないだろうか?
慢性鼻炎などよく首に反応が出るし、眼を使う時には首の後ろの筋肉が連動して動く。
身体の何処かに痛みが出たということは、まるでドミノが一つ倒れ、連鎖して次から次へと倒れるようなもので、最後に倒れたドミノの症状を訴えているのである。
治療法はその逆で倒れたドミノを見て、身体のネットワークから考えると解ける。
常にででいる症状は「被害者」と思って戴いて間違いはない。
だから必ず「加害者」がいる。
やがては整形、歯科、耳鼻咽喉科、眼科というくくりではなく、「首関連」や「腰関連」「心臓関連」のような見方になるだろう。
そんな日が来るまで発信を続けようと思っている。

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