自然と思想

以前ブログで、身体の中の2人を書いた。「本人の気持ち」と「身体の本音」である。本人が仕事などで色々やりたいと言っても、身体がそれを許さないと色々と本人が嫌がる症状を出す。先ずは痛み、それでも止めなければもっと強い痛み、それでも止めなければ麻痺、次にやる気をそぎ、筋肉の動きを止め、呼吸も辛くなり、夜は寝られず、胃腸などは動かなくなる。こんな状況でも「挑戦」とか言って止めない方は多い。何に挑戦しているのかは知らないが、身体に勝てるわけがない。結局、思想は無限、肉体は有限なのである。気持ちだけで身体を酷使されてはたまらない。もう少し深く考えてみると、「本人の気持ち=思想」と「身体の本音=自然」なのである。いかなる考え方をしても自然にはかなわない。人の身体は自然の一部であり、自然を無視して「挑戦」などというのは間違いである。無理をした分は必ず辻褄が合っている。常に、「自然に逆ってはいけない」を頭のどこかに置いておいてほしい。

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