先日常連さんが、「嫁いでから夫と姑との暮らしが続いた。一時離婚を考えた事もあったが、出戻りで実家に行ったらもっと大変だとわかっていたので我慢した。」と言う。最近は子供が学校に行かなくなったり、仕事場に行けなくなったりという話をよく聞く。昔なら、「働かざる者食うべからず」で終わった話だが、不登校にしても出社拒否にしても根が深い。一つの考えだが、家にいるときに少し親が厳しくするといいと思う。「あなたが学校に行かないのは良いけど、少し家の手伝いをして。先ずは洗濯、片づけ、買い物、ゴミ出し、食器洗い・・・、手伝って。」とやれば、「こんなに家でこき使われるなら学校の方がまだまし。」となるのではないかと思う。我々の時代は良い学校に行って、いい就職が幸福の定番みたいな所があったが、社会に出てみると余程の学者じゃない限り、あまり学校は関係がない。学力は大事だが、社会学というか親がいなくても生きていける力、一芸に秀でて強くたくましく生きていく力が1番大事のように思う。それを親が昔の価値基準で、「どうして学校へ行かないんだ。」とやってしまうと、子供は萎縮する。「学校は行かなくてもいい。でも親はあなたより先に死ぬから、社会で生きられる力は身につけなければならない。コンピュータでもゲームでも料理でも掃除でも何でもいいから仕事にして、社会が勝負だという感覚だけは身につけなさい。そこができれば学校はいい。」と言えば子供も色々と考えるだろう。あまり不登校でも出社拒否でも、周りが優しくするのはどうかと思ってしまう。
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