今日来た常連さんは「顎関節の痛み」「左肩の痛み」「親指の違和感」「少しストマックライン」が気になると言う。 全身を調べてみたら胃炎があり、ばらばらに見える症状を全て胃炎で説明できるとわかった。まず顎関節だが、今調整中でよく噛めないと言う。よく噛めないので胃に負担がかかり、脚にスタマックラインの反応が出る。左肩の症状は胃炎の反応で説明がつくし、このように体に違和感があると末梢神経が興奮して指の違和感となる。これが解ければ答えは簡単である。歯が治らない限り、胃は治りにくいのでこういう場合は薬か温灸がいい。本人に聞いたら温灸をするという。この患者がもしこのまま何もしないでいたら、やがてこの胃炎が慢性化し腸の機能不全を起こし左腰痛が出る。現段階で症状は出ていないが、やがて左坐骨神経痛を言ってくることは間違いない。これを顎関節は歯医者、左肩と指の症状は整形、スタマックラインは消化器とばらばらに診て頂いていたらこの問題は解決しなかった。やはり体はひとつなのでトータルで診る必要があることを改めて感じた。
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