忙しい時ほど治療が必要

仕事柄社長は多い。「この腰さえ良くなれば仕事が出来る・・・」と思い、通いながら良くなり、仕事が忙しくなると、治療を受ける時間も取れなくなる。身体が楽になればなる程に仕事を入れてしまう。「いや、忙しくて最近伺えなくて・・・」と言いながら、久しぶりに来たときにはかなり悪化している。そういう方を今まで何人も診てきたので、「忙しい時ほど治療が必要」と言いたくなってしまう。忙しいのだから、当然身体は酷使している。2週間に1度程度のメンテでも我々は悪い所をすぐ見つけ、大事に至らないようにするが、大抵来るのがかなり悪化してそれからまた時間が経って、どうにもならなくなった2-3ヶ月後である。「まぁ、こんなになっちゃって・・・」「治療してもらって良くなったから何とかなると思って・・・」毎回こんな会話をしている。こういう場合我々は、「こんなに忙しいのだから、身体がやられないわけがない。出来るかもしれないが問題はそのあとの回復力である。身体が回復しなければ身体がおかしくならないわけがない。」と思ってしまう。しかし社長は、「あともう少しで終わる。何とかなるだろう。このくらいは乗り越えられるはずだ。」と思っている。実際何ともならない経験をすると、仕事の前に休みと治療を入れ、残りで仕事をする。大抵の方はこれが出来るまでに10年近くかかる。身体に口があれば、「忙しくて治療が受けられない?そんな事は理由にならない。」とおそらく言うだろう。

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