この時期今までならインフルエンザが大はやりだが、ここ2-3年はすっかりコロナに話題をさらわれてしまった。
インフルエンザでもコロナでも呼吸器疾患なので大抵は、「発熱」「喉の痛み」「咳」と出る症状は似ている。
こんな時に「鎮痛解熱」と「咳止め」の薬を飲む方は多いと思うが、よく考えると、本当は病原菌と闘った方がいいのではと思ってしまう。
ウィルスに感染して熱が出るのはウィルスは熱に弱いことを身体がわかっていて、ウィルスをやっつけようとしている。
咳は「去痰」で気管支内の掃除である。
そう考えるとむやみやたらに、「鎮痛解熱」と「咳止め」の薬は飲まなくてもいいのではと思ってしまう。
風邪は薬が治すのではなく、体力が治すのである。
高齢者や病気を持っている人が、発熱して体力が取られる場合は当然薬は必要だが、普段元気な方なら、そのまま病気と闘うという選択肢はあるはずである。
私などは滅多に風邪を引いたことはないが、数年に1度ぐらい喉がおかしかったり、熱が少しだけでる事がある。
余程仕事をこなさなければいけない状況や身体が辛ければ別だが、薬を余りの飲まない。
薬を飲まずに自分の身体が闘って勝ったときの爽快感を知っているからである。
熱や咳が止まるとまるで体の中の悪いものが全て出きったみたいで、何とも言えず身体は気持ちが良い。
私の記憶では、おそらく昔は熱が出てこんなにすぐに子供に解熱剤を使わなかったと思う。
子供は青っ鼻を垂らしていたし、喘息の酷い子も結構いた。
そんな経験をしていると、今の親は少し過保護だと感じる。
闘って闘って自分で得た免疫は、将来子供の財産になることをお忘れなく。