ではブログランキングの続きを書いてみたい。
20位 発汗について
21位 女性の免疫
22位 ぎっくり腰を最短で治す方法
23位 病気は仰山にしろ-我慢弱いこと
24位 誕生日日(たんじょうびび)の話
まず20位の「発汗について」は、20年近く前の冬のある寒い朝、仕事に入ったら身体が冷えていて上手く動かなかった。少し仕事をこなし、昼過ぎからは身体が動くようになったが、これは困ったと思った。翌朝からすこし長めに朝風呂に入り、発汗してから仕事をしたら何ともない。何かリセットされた感じがした。今から思えば自律神経が発汗で副交感優位に働いたのであろう。その体験以来、発汗の大切さを伝えている。冷え性はもちろんだが、鬱病などにも発汗を指導している。痛みでも冷え性でも鬱病でもウィルスとの関係は指摘されているので、熱を与えウィルスを減らすことも治療目的の1つである。
21位の「女性の免疫」はいくつか禁止事項をあげている。「ブラジャーのワイヤー、化繊の下着、黒い下着、寝室のテレビ、牛乳」である。各々の解説は省くが、当院に通っている殆どの女性には伝えている。普段の生活の中に免疫を下げる環境があることを知って欲しい。
22位の「ぎっくり腰を最短で治す方法」は、以前ぎっくり腰は筋膜の炎症だから冷やしなさいと言われ続けて、当院のホームページにもそう書いていた。しかし何年か前から、「暖めたら楽になった」との報告が続き、どちらだかわからなくなっていた。そんな時に良いタイミングで私がぎっくり腰になり、絶好の実験チャンスを得た。恐る恐る風呂に入り、十分身体を暖めたところで立ってみた。「あ、痛くなく立てる。暖めることが正解だったんだ。」とわかり、次の瞬間、ホームページを全て書き換えた。あとは体験的に坐薬が効く。私の体験がもとで、いくつかのブログは書かれている。
23位の「病気は仰山にしろ-我慢弱いこと」は日本人の精神文化の中にない生き方である。誰かの苦労話を聞く場合でも、「顔色1つ変えずよく耐えた。」が褒め言葉で、身体が痛くて騒ぐ人は嫌われる。「何よ、その程度で・・・」と言われそうである。日本人の生き方はそうかもしれないが、身体は別の基準を持っている。身体の中には2人いて、「本人の気持ち」と「身体の本音」である。「本人の気持ち」がもうちょっと我慢と言っても、「身体の本音」は辛い症状をいくらでも強く出す。「まだ本人は治療しないで、我慢するか。じゃ、やる気をなくしたり、身体が動かないようにしてやろう。」と身体の本音は本気になる。我々から見て、何人たりとも「身体の本音」には叶わない。身体に関してはすぐに根を上げる生き方、もう同じ話を30年は言っていて、浸透しないのは残念だが、新しい日本人の生き方である。
24位の「誕生日日(たんじょうびび)の話」は患者さんがよく、「次にいつ来たら良いですかと聞く。」酷くなければ「季節の治療」と言って、3ヶ月に1度程度、「春の治療」「夏の治療」・・・でいい。しかし月に1度程度必要な方にはどうやって印象づけるかを考え、亡くなった方の月命日にちなんで、「誕生日日(たんじょうびび)」と命名すればいいと思いついた。例えば4月18日生まれの方は毎月18日に予約を入れれば覚えている。薬を毎食後、忘れずに飲むのと一緒で、何かと関連づければ人は覚えている。