病院によってはお年寄りばかり診ている先生もいるし、若いスポーツをやっている人ばかり診ている先生もいる。例えば40代の女性が、首や肩が痛くて年寄りばかり診ている先生に訴えれば、「あなたみたいに若い方が何を言っているの。問題ないから大丈夫。」となるだろうし、若いスポーツをやっている人ばかり診ている先生に診てもらえば、「やはり年齢的なものは関係していると思います。あまり無理をなさらず・・・。」となるだろう。同じ人なのに、どういう患者を診ている先生かによって診断の内容が変わってしまう。そこをよく理解しないと患者は、「○○先生がこう言ったから。」となるが、正しい情報が得られない。だから患者が、「○○先生から△△と言われた。」と言っても、鵜呑みにせず、その先生の背景を調べる。そこまでしないと本当のことがわからない。病気になると言葉が一人歩きするが、先生の診断の言葉の背景なども理解しないと時に間違ってしまう。
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