喉の違和感をほったらかしたら頚が痛くなった話

常連さんが少し首と肩が辛いと言って症状を聞いたら、普通の首肩の症状と少し違うことを言っていた。気になったので調べたら、首の横の筋肉が異常に硬い。これは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と言って、「不眠」「ストレス」「周辺の環境(喉が痛い)」が原因で硬くなる。話を聞いたら、「喉の違和感が続いている。」と言う。「医者に行ったのか?」と聞いたら、「行っていない。」と言う。これで胸鎖乳突筋が硬くなった理由はわかったが、困った事に腕や肩に行く神経や血管がこの筋肉の下を通っている。当然この筋肉が硬くなれば影響を受ける。喉の違和感をほったらかしにしたことが、首や肩まで影響したと説明したら、「そんな事があるのですね。原因がわかって良かった。」と言っていた。この患者にはEAT(Bスポット療法)を勧め、喉が楽になれば首肩が以前に戻ると説明した。

image_print印刷する