若いけど常連さんで身体のメンテをきちんとしている人がいる。その人が、39度の熱が2日間出てそのあとすっと下がったという。発熱している時も咳は軽くしか出ず、喉も痛くなかったという。この話を聞きながら、「身体が次にジャンプするために準備してくれたなぁ」と感じた。どういうことかというと、人は熱が出れば、「運が悪いなぁ。こんな時に発熱して。」と言うのでないだろうか。しかし本当に運が悪いのだろうか?もしかして身体は次の仕事に備え、体力や免疫力などを事前に良い状態にするために熱を出したのではないだろうか。もちろん本当に事はわからないが、以前から、「身体の中の2人」という話はしている。本人が何と言おうと、身体はけなげにご主人様の仕事や生活などをいい状態に保つために、我々の気がつかないところで努力をしていてくれているのではないだろうか。殆どの方はそんな事を考えたこともないと思うが、こういう仕事をしていると、何とも巧みな身体の本音を垣間見ることが出来る。そこが分かると、「今の時期に発熱してそれも2日で治まり、身体の掃除が出来て本当にありがたい。来週からどんどんいける。本当に身体には感謝しかない。」と言うのと、「こんな時期に発熱しなくでも・・」では天と地ぐらい受け取り方が違う。おそらく人はこの辺で運命に差がつくのだと思う。我々は仕事柄どんな場面でも身体の味方だが、こういう経験をする度に、何とも日本的な内助の功を感じる。
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