硬いパンと鬱病

今まで留学して鬱病になってしまった人を何人も診た。身体を診るとほぼ同じ原因である。それはメンタルがやられる部分は分かるのだが、それ以外に大きな影響があるのが、「硬いパン」である。日本ではそんなに硬いパンは売っていないが、本場のフランスやドイツのパンは相当硬い。硬いパンに慣れていない日本人が硬いパンの生活をすると大抵、一側でしか嚙まず、煎餅と違い硬いパンは引きちぎるような事をしなければならないので、今までにない顎の使い方をする。それが頭蓋骨を歪ませ、メンタルと共にヤダモン君の反応が強くなり、鬱病に一直線である。本人は硬いパンで鬱病になると思っていないから、何故根が続かないのだろうと感じているが、身体は硬いパンを食べる事すらストレスと感じている。我々が身体を診ればすぐに分かるのだが、これは本人では気がつかない。旅行ぐらいなら硬いパンを食べてもいいが、留学や生活するとなると必ずスープに浸して硬いパンを柔らなくしないと鬱病が待っていると思って頂きたい。

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