常連さんが腰が痛いという。近医で調べてもらったら、「腰椎椎間板ヘルニア」でレントゲン画像を見せてもらったが、我々から見ると特別ひどくない。「これなら我々の治療や医者から出る薬が効くと思います。心配ならMRIまで撮れば安心ですね。」と伝え、普通に腰椎椎間板ヘルニアの治療をしたが、「全く効かない」と言う。ではMRIを取りましょうという話になり、医師の診察を終えた後に患者に来てもらったのだが、患者が腰が辛くないという。驚いて詳しく話を聞くと、「MRIの結果が出て、そんなに酷くないと医者に言われた。田中先生が薬と言っていたので、医者に言ったら『タリージェ(興奮している神経を静める薬)とメチコバール(ビタミンB12)』を出してくれた。あと、夜寝るときに家内が、『痛くて寝られないならデパスみたいなものでももらったら』と言っていたので、似たようなものを出してもらって飲んだら今日は今までで一番楽。」と言う。これは少しおかしな話で、「タリージェ」などは普通の鎮痛剤ではないので、飲んですぐには効かない。私自身、数年前に脊柱管狭窄症をやりよくわかっている。「こんな薬は効かない」と思っていても、飲むのをやめるとやはり痛い。「効いていたんだ」と感じる薬である。そうなるとデパスが効いたことになる。この薬には神経鎮静作用があり、腰の痛みを脳に伝えにくくする。仕事が過酷な方やストレスフルな方は腰のレントゲンで酷くないヘルニアでも、極端に痛がることがある。我々も長年仕事をしていると、レントゲン画像と痛みが一致しないことは良くわかっている。見せて頂いた画像では夜寝られないことはないと思ってしまった。そうなると、「デパスをもらったら」と言った奥様が大正解ということになり、お手柄である。気になってタリージェとデパス関係の薬をBi-Digital O-Ring Testで調べたら、タリージェより遙かに効いていることが分かった。だからと言って腰椎椎間板ヘルニアの方はデパスを飲みなさいと言いたいわけではない。腰以外に痛みを増悪させているものを見つけることがとても大事だと言いたいのである。少し絡んだ話だが、これはとても重要なことである。腰の痛みはヘルニアのところだけが原因で体が痛みを強く感じているだけではない。
お問い合わせ
TEL:0120-489-891
携帯:03-3474-5559
業務改善のため、通話は録音させていただいております。
金曜定休
電話受付10時~23時
東京都品川区南品川2-11-4
メルマガ購読(10日に一度配信)
最近の投稿
訪問者数
- 194今日:
- 753944総計:
- 6132月別: