以前から、「痛いところは被害者の可能性がある、加害者を治すと痛いところはいじらなくても良くなる」という話をしている。昨日来た患者も、「何もしていないのに左肩が痛む」と言う。調べてみると、特別にテニスやゴルフをしたわけではない。では何故何もしていないのに左肩に痛みが出るのであろうか。それは左肩に負担がかかったのではなく、他の場所の問題を訴えているだけである。ではその『他の場所』とは何処であろうか。これは経験的に「右腕」と言いたい。パソコンのやり過ぎでマウス病である。以前から「前腕と太腿は自覚症状が出ない」と言っている。以前来た薬剤師も左肩の痛みが取れず、自分の勤務している病院の整形外科の先生は乱暴だから、「あの先生の注射はいや」と言って、うちに来られた。「この左肩の痛みは右腕をほぐすと治るのです」と説明しても全く理解せず、「どうして、どうして」の連続でこちらも、「では右腕だけ治療して左肩を触りません。それで治れば納得していただけますか?」と聞いても、「え、まぁ」といった感じ。右腕だけの治療が功を奏し、左肩の痛みは取れたが、それでも腑に落ちないという顔をしている。この薬剤師は今までの仕事から少し偉く管理職になったらパソコンばかりやっているという。これでは腕はもたない。ではどうして右腕の使いすぎが、左肩に出るのであろうか。本来は右腕の反応は右肩に出るのが当然ではあるが、右肩の器が一杯であれば左肩に流れていく。限界を超えたと言うことである。昨日来た方も「そう言えば仕事が忙しくなり、パソコンをかなり使い、良かれと思って筋トレをしました。」と訴えてきた。これでは「私はどうしても左肩の痛みを味わいたい」と言っているようなものである。理由を説明しながら薬剤師と同じように右腕だけ治療したら治ってしまった。この話はもう15-20年ぐらい前からしているが、当院の常連さん以外、全く世の中に浸透しない。左肩に原因がないので、いくら左肩を揉んでもレントゲン等で調べても何も出てこない。加害者を見つけない限り解決しないのである。まだ当分こういうブログは書きそうな気がしている。
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