当院にはマラソンやトライアスロンをやっている方が何人も来ている。どうして始めたのかと聞くと大抵理由は同じで、「断れなかった・・・」と言う。誘った人に聞いたら、「相手が断る理由をなくす」と言っていた。「忙しくてとても・・・」と断ろうとすると、「あなたより忙しい人が走っています」と言われ、「年なので・・・」と言うと、「あなたより年配の人が走っています」と返され、断れないという。しかし実際やってみると多くの方がはまる。どっぷり浸かる人はある特徴があって、はじめに失敗した方達である。初めてのマラソンで途中リタイアすると、「このままでは終われない・・・」となり、リベンジマラソンをやっているうちにはまる。逆にビギナーズラックの方は、「何だマラソンの完走はこんなものか」となると止めてしまう。だから初戦は失敗しても悩む必要などない。かえって失敗した方がその世界に深く関わることになるのである。そしてトライアスロンの場合、スイム、バイク、ランで完走した後、第4種がある。それは宴会である。どういうわけかレース開催場所はお肉の美味しいところ(石垣島、新潟の村上)が多い。完走した後のお酒やお肉は最高であろう。酷い人になると、走りもしないで第4種だけ参加するという。皆で同じ目標を目指し、完走し、美酒となればこれはもうはまる。そしてトライアスロンから次のステップ、アイアンマンにまでなると、世の中を「人はアイアンマンか、ノットアイアンマンしかいない。」とアイアンマン以外は人ではないという発想になって来る。これも段々そう言われ続けるうちに、そういう考え方に染まるから不思議である。多くの方を診ていると、大抵3-5年位で身体が出来てくる。もう走らずにはいられないと筋肉が訴えてくる。そして常に頭の中は次のレースのことばかりである。週末に本番があってもその次のレースのことを考えている。「2ヶ月後は千葉でハーフマラソンがある・・・」こうなるともう完全に抜けられない。そして次に狙うのは「その年代で一番」である。60才の方なら、「あともうすこしで70才、年齢別70台では2位が取れる」と画策する。こういう発想は参加者皆同じである。だから始めたばかりの方にそんな話をすると驚かれるが、数年後には言ったとおりになっている。皆同じ考えと道を歩むことは間違いない。
お問い合わせ
TEL:0120-489-891
携帯:03-3474-5559
業務改善のため、通話は録音させていただいております。
金曜定休
電話受付10時~23時
東京都品川区南品川2-11-4
メルマガ購読(10日に一度配信)
最近の投稿
訪問者数
- 47今日:
- 774218総計:
- 2790月別: