昔の腰椎椎間板ヘルニアの手術はかなり腰を開けたし、治療成績も素晴らしいとは言いにくい部分があった。しかし最近の内視鏡を使っての手術成績は目を見張るものがある。腰椎椎間板ヘルニアの患者には、「まずは痛みだけなら半年間粘りなさい。薬やストレッチ、注射や鍼でしのぎなさい。但し、足が動かなくなったり、麻痺があったらすぐに開けなくてはいけない場合があるので、それは担当医と相談しなさい。薬にしても一昔前よりよく効くものが出てきているし、椎間板も大きく飛び出しちゃった方が治りがいい。画像で酷いからといって、悩む必要はない。それでもだめなら手術になるが、私の感覚では奥歯を抜くのと内視鏡手術、奥歯を抜く方がイヤである。そんな感覚を持っている。」と言うと、「え、奥歯抜くより楽?」と驚かれる。昔の術式なら受けたくはないが、今のならすぐにもやって貰いたいと思ってしまう。それくらい違う。これは当然医学の進歩のお陰ではあるが、セミナーを月に30-40本聞いていると、新しい治療法の開発のスピードには驚くばかりである。そんな経緯があるので、「腰椎椎間板ヘルニアと聞くと最近は安心してしまう」のである。我々治療家の安心というのは、五十肩患者と同じで、「何もしなくても治るから、気が楽」なのである。腰椎椎間板ヘルニアは何もしないわけにはいかないが、何事もゴールが見えている(必ず治る)というのはいいものである。
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