パンクした自転車と膝痛

膝痛の患者は多い。そういう方を診ていて1番感じることは、「周りの環境が悪い」と言うことである。膝に1番影響を与えているのは大腿四頭筋である。この筋肉が硬くなると膝は動きに制限がかかり、痛めやすい。次に前脛骨筋である。いわゆる、「脛 すね」である。この脛が硬くなる理由は4つあって、「冷え」「ストレス」「胃腸障害」「歩きすぎ」である。理由の如何を問わず、ここが硬くなれば膝には負担がかかる。丁度パンクした自転車に乗っているような状態だが、「なんかこの自転車、サドルが変」とは言わないだろう。「パンクしているから、乗り心地が悪い」と気がつくと思う。それと同じで、脛をほぐさないで、膝は良くなりにくい。結局、大腿四頭筋と前脛骨筋は治療の対象になる。膝の半月板や靱帯だけをいじってもダメである。大腿四頭筋が硬くなる理由に後ろの筋肉、ハムストリングがあり、脛はふくらはぎが影響する。股関節の話まで入れると複雑になるので、このくらいにするが、結局、膝の周辺の筋肉全て治療対象なのである。ここがわかると治療成績は上がる。患部だけ診ていてもダメである。

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