胸やけは胃ではなく心臓?

胃に負担をかけると、「スタマックライン」と言って、左太腿に反応が出ることは以前から説明している。「正月は食べ過ぎて胃薬を飲んだけど、ここ数日は普段と同じ食事なのに胸やけがする」と言う方が来た。スタマックラインを診たら、全く反応がない。こうなると、「心臓」を疑う。「心臓は大丈夫?」と聞いたら、「右脚ブロック(電気信号が少し遅れる)は少しあるけど・・・」という。「胸やけが続くようなら循環器ですね」と言ったら、「え、消化器でなくて?」と言っていた。
本人は胃がまだ治ってないと思っているが、我々は「心臓に何かあるのではないか」と思っている。
以前ブログ「心臓と胃と横隔膜」でも書いたが、心臓と胃炎の症状は「胸やけ」「ゲップ」「みぞおちが痛い」など全く同じで、症状だけではどこが悪いのか判断できない。
そうなると、「胃が重いかもしれないが、心電図」となってしまう。中々胃がつらくて、心臓とは想像がつかないかもしれないが、医療関係者の間では常識である。
心臓の下は横隔膜、その下は胃という構造なので、横隔膜を介してどちらの症状だかわからない仕組みである。
世間ではまだまだ非常識だが、特にこのお正月のあとの冷えが厳しいときは、覚えておいてほしい。

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