少し難しい話をします。「illness イルネス」と「disease ディジーズ」はどちらも病気と訳されます。では何が違うのでしょうか。例えば肩が痛い場合、レントゲンを撮って医学的におかしくなっているのは「disease」、レントゲンで異常はないけど痛がるのは、「illness」。
diseaseは「医学的な異常」でillnessは「本人の辛さ」なのです。
ですから、我々はまず医学的に問題がないかを病院で調べてもらうわけです。調べて何もないから症状がないかというとそうではありません。調べても何もないけど胃が重いというのはよくある事です。
ですから、diseaseを病院で見つけてもらい、異常がないと言われても辛い症状は東洋医学で治す感じになります。
例えれば、diseaseがあってillness がないのは高血圧やがんの初期、糖尿病などで、illnessがあって diseaseがないのは慢性腰痛、めまい、疲労感などです。
diseaseだけ見て大丈夫と言うと患者の辛さを無視してしまうことになり、illnessだけ診ていると病変を見逃すことになります。
治療はこのバランスが難しく、本人が楽でもいいとは限りませんし、痛がっても問題がないのもあります。
また「sickness シックネス」と言う英単語もあり、これは「社会的な病」を意味します。言葉一つも難しいですが、まずは「disease」を見つけ、「illness」を癒し、「sickness」にならないようにすることが大事です。

