ある企業の代表が、中々社長の適任がいなくて会長と社長を兼務していた。年令的にそろそろ引退を考えていたとき、同窓会に行ったら、あまりに友達が老け込んでしまったのを見て、「男は仕事がなくなるとあんなになっちゃうのか、もう少し仕事を続けよう」と思ったという。その後引退され、先日おみえになった時、「これでもう好きな歌舞伎でもクラッシックでも好きなだけ行けますね。」と行ったら、「仕事をしているときは、定期的にチケットを送ってもらって時間をつくってギリギリ行ったものだが、最近は定期的に送ってもらうのを解約した。行きたいと思わないんだ。気力がないんだ。若い頃は、時間さえあればとは思っていたが、この気力がなくなるという事は考えていなかった。今は余り外にも出たくないし、家でただ時間をつぶしている。こうなるとは思っていなかった。」と体験した方でなければわからない事を教えて戴いた。若い頃はお金がないから、「お金さえ何とかなれば・・・」と思うだろうが、実際は時間とお金が何とかなっても、若い頃に描いていたようには出来ないというのが現実のようだ。こういう話を聞くと、「時間やお金がなくても、やっておいた方がいい」という事になってくる。私などはこの仕事をしているから、患者の本音が聞けるが、世間では「老後、時間とお金があれば・・・」が合い言葉になっているのではないかと思う。だから少し考え方を変えて、「気力のあるうちにやる事が1番大事」と言いたい。中々自分が年を取って、自分の気力がどうなるかは想像できないものである。殆どの方は今のまま続くと考えているのではないだろうか。気力のない自分は若い頃には想像できない。人生の先輩から、とても大事なことを教えて戴いた。
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