鍼灸の免許を取り立てで、まだぺーぺーだった頃、先輩から技術を教わった記憶がない。お願いをすると、「お前なんか、その辺の柱でも押していろ」で終わり。先輩の技術を盗もうとすると、隠された時代である。だからどう治療していいか全くわからない。そんな時に気がついた事がある。それは先輩の患者さんを治療するときに、「先輩はどうやっていたのですか?」と聞くと、「もっと横を強くやっていた」とか丁寧に教えて頂ける。段々そんな情報が増えてくると患者さんから、「あの先生、うまいんだけど、もうちよっと○○をやってくれるともっといい。あの先生には言いにくいけどね・・・」と教わることがある、こうなるとしめたもので、こちらがその技術を提供すると、少しずつ指名がこちらに流れてくる。先輩からすると、「最近は少し人を揉めるようになったんだ」と言われ、そんな経験をしたものだから、自分で開業したときには全て技術を教えた。知り合いの先生から、「しゃべっちゃっていいの?」と言われたが、教えなければ何も出来ない。最近はその流れが益々強くなり、偉い先生が秘伝を公開してくださっている。しかしいくら公開されているからといっても、身につくこととは比例しない。昔がいいとは言わないが、自分の中にハングリー精神があり、少しずつ掴むことの方が身につくように感じる。最近は少し情報過多なところがあり、私なども月に30-40本今でもセミナーを聞いているが、全て身についているわけではない。豊かすぎる時代の弊害かもしれないと最近は感じている。
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