只今身体が学習中

常連さんが鼻風邪を引いて、鼻水と鼻が詰まるという。熱もさほど高くないが、薬は何を使えばいいかという質問である。私ならこの程度で薬は一切使わない。39度近くの発熱とか喉が痛くて飲み込めないとか、咳が2週間も続いているなら投薬は考えるが、風邪を引いたらすぐ薬というのはおそらく日本人特有である。外国から来ている人は、「子供の発熱で医者に行くと3万円かかる。もう一晩様子を見て、どうにもならなければ医者に行くが、一晩寝て下がるケースは多い。」と言っている。何故症状がひどくないと薬を飲まないかであるが、「只今身体が学習中」と思っている。赤ちゃんが無菌で生まれて、そのあと色々な物をなめるが、あれは菌の情報を獲得しているのである。最近は「除菌」「抗菌」ばかりだが、あれはどうかと思う。以前、「子供を花粉症にしないための9カ条」でも書いた内容で、不衛生というと語弊を招くが、なるべく手など洗わせないで「菌に対して身体が学ぶ機会を奪うと免疫が下がる」と言いたい。仕事柄、「子供の頃は虚弱でいつも熱を出していたが、大人になってから強くなった。」と言う方は結構いる。菌に対してちゃんと学んだわけである。そういう意味で少しぐらいの風邪でもちゃんと学んでいるのだから、それを薬に頼り、良くしてしまうのは、子供が勉強していてもう少し苦労すれば身につくのに、途中から家庭教師が答えを教えてしまうようなものである。そんな事で子供が実力つくだろうか?子育て中の母親だと殆ど子供からうつるだろうが、酷ければ薬は使うにしても、生活改善で症状を楽にして、一緒に菌に対して学んで欲しいと思ってしまう。

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