ある社長が役人との交渉で切れた。
酷いいじめを受けたという。
普段から温厚な方で、仕事柄感情を表に出せない立場でもあるので切れたというのは余程のことだと想像した。
治療を受けながら、「今日は今までで一番酷いと思う。」と言っているが、身体を調べたがこりがどこにもない。
逆に今までで一番いいぐらいである。
「そんなはずはない。」と本人は納得していないが、まったくと言っていいぐらいこりがない。
以前にも同じような経験があるので、思い出してどうしてこういう事が起こるのか説明した。
これは可能性の話だが、下記のことが考えられる。
1.陰極まって陽となす
2.小鳥タイプの方だが、実は遺伝子の中にライオンタイプが入っていた
3.身体が望む行動だった
4.膿が出てスッキリ
5.真理に近づく
「陰極まって陽となす」は落ちるところまで落ちるとあとは反転しかないということ。
「小鳥タイプ」の方でも「ライオンタイプ」の遺伝子が寝ていて、そのスイッチが入ってしまう。
「身体が望む行動だった」は身体は一度切れたくてうずうずしていた。よくぞやってくれたということで身体が喜んだ。
「膿が出てスッキリ」は心に引っかかっていたものが、すべて出てしまい身体が喜んだ。
「真理に近づく」は理不尽なことでも身体は真理に近づくと、楽になることがある。
真相は分からないが、普段から感情を出せない方は時々切れると身体が楽になることがある。
切れた方がいいとは言わないが、普段と違う行動の中に治療の突破口を見ることがある。