腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症

常連さんが中々腰が治らないという。詳しく聞いてみると、「腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛」と「前屈で楽になる脊柱管狭窄症」の両方の症状を言っている。ここまで来るともう病院で調べなくてはならない。結果を聞いたら、「腰椎椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の両方あるという。「先生の言うとおりでした。」と感謝はされたが、問題はそのあと医者から出された薬(リリカ)をちゃんと飲んでいない。我々からするとまずは薬がちゃんと効くか調べて効果がなければ違う手を打つ。こういうタイプの腰痛は答えがありそうで中々方程式に代入するみたいにうまくいかない事が多い。違う手で考えられるのは「神経ブロック」である。医者も2週間ほど薬を出した後、「どうでしたか?」と聞いてダメなら、「神経ブロックでも・・・。」と言うはずである。言われなければこちらから、「神経ブロックという治療があると聞きました。」と言えばいい。いずれにせよ、辛い時期にたたみ込むように治療法を吟味して頂きたいのである。歩いて楽になればそれはそれでいいし、過食で辛くなればそれはそれでいい。身体が何に反応するかの詳細のデータが欲しい。治療にはゴールデンタイムがあるので、痛くなって数ヶ月して神経ブロックでは遅い。幸いこの方はお兄さんが腰の手術を失敗して、プールの筋トレで劇的に良くなったという。同じ治療が使える。方程式がない場合、がむしゃらに情報を集め、地道な検証意外に答えが出せない。何時もそんな感覚を持っているが、時々のんびりした患者に出会う。

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