ネバーギブアップの本質

仕事柄、ネバーギブアップと言う患者は多い。以前から、私はブログ「病気は仰山にしろ-我慢弱い」ですぐに根を上げろと言っている。しかし日本人の遺伝子にしみ込んだ、「我慢は美徳」という感覚はそう簡単には変わらない。以前から、ブログで人の身体の中には「本人の気持ち」と「身体の本音」という2つがあると言っている。ここで大事なのは、「本人の気持ち」は心の問題なので無限だが、「身体の本音」には限界があるので、それを超えたら必ず壊れる。人は身体という器に心(魂)が乗っている。身体が車で、心(魂)がその上に載っている荷物みたいなものである。荷物が大きくなるのは結構なことだが、支えている車の限界を超えては走れない。だから色々と夢を描くときに、車の状態を見ながら走る必要がある。ネバーギブアップは条件付きなのである。多くの方はそこを理解せず、無謀になって身体を壊す。少しだけ車の状態もみてくれれば何の問題もないと思ってしまう。

 

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