嫌な仕事とストーカー

常連さんが嫌な仕事で胃炎は起こるし、ヤダモン君は出るし、関節まで痛いという。出来れば避けたいのだろうが、仕事柄そうもいかない。この方には一つの例えとして、ストーカーの話をした。これば大分前に聞いた話だが、女性が男性ストーカーに追われていた。ストーカーの心理はどうも逃げると追いたくなるらしい。女性が逃げれば逃げるほど逆効果なので、ある時逆にその男性に近寄って、「何かご用ですか?」と聞いたらどうかとアドバイスをもらったという。今だと刺されたりするのであまり薦められないが、その時は実行してみたら、男性がひるんでしまったという。翌日も女性から、「今日もいるのね、何か用?」と言ったら、男性が逃げて行ってしまってそれから来なくなったという。アイドルなども捕まえられないから追っかけるのである。これも大分前に聞いた話したが、若い男優さんが大物女優さんに嫌われていた。その女優さんの前に出ると、「そこの若いの。目障りだから消えて。」と言われて、その場所を離れたという。すると翌日もその女優さんの前に現れて、「また来たの?懲りないわねえ、あっちへ行って。」その翌日も顔を出したら、「あなたはしつこい、もう好きにして。」その翌日も顔を出したら、何も言わなくなった。そんな事が数週間続いた後で、ある時その男優さんが顔を見せなかったら、女優さんが、「あれ、今日彼はどうしたの?どうしてこないの?」と女優さんから気にかけたという。何事も逃げるのではなく、嫌なことは自分から近づくことである。仕事でも以前役者さんから聞いた話だが、どうしても慣れない舞台で、何とか慣れようとして、暇な時間のすべてを使ってその舞台で過ごしたという。嫌なことも数をこなすと薄れるという話だ。少しずつでもいいから身体に慣らすことが大事である。

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