アルコール依存症について

こういう仕事をしていると時々、大酒飲みの方に出会う。殆どは胃か肝臓、膵臓などがやられるのであまり我々の出番はないが、それが原因で腰や足が痛いと言って来る方は多い。何とか酒の量を減らそうと思うがこれが中々うまくいかない。仕事の付き合いやストレスを酒で紛らわそうとしているので止められない。飲む量も段々と増え、親が大酒飲みだと拍車がかかる。休肝日と言われても中々守れない。夕方からお酒のことばかり頭に浮かび、初めの一杯を飲むときが至福である。そのままビール、ハイボール、ワインと進み、そこそこ飲んだところで気持ちも落ち着く。休みの日も段々と朝から飲むようになる。これが進むと仕事中でも昼から飲みたくなり、ランチで少しビールを頼んだりする。こういう方は顔に出ないから、全く人に気づかれない。これが常習化すると酒の匂いが気になり、香水をつけたり、昼からシャワーを浴びて匂いを消そうとする。もうこうなると半分依存症である。以前、こういう方に色々と身体への悪影響を話したが、殆ど効果がなかった。結局火傷をして戴く以外ないと悟った。昔なら胃を切ったとか、胆嚢を取ったとかで少し懲りたのだが、最近は胃薬のいいのがあって、そこそこの痛みも止めてしまう。患者にしてみれば色々な薬を医者からもらい、痛みさえ止まればまた飲めるといった感じである。胃炎で腰痛が出る場合も我々が治してしまうと、「また飲める。」と言われてしまう。何度かそういう経験をしていると、ちゃんと治さないほうがいいのではないかと思ってしまう。アドバイスになるかどうかわからないが、こういう方は1週間でしっかり飲む日と休肝日、そこそこの日を作るといい。月曜日にしっかり飲んだら火曜日は休肝日、水・木・金曜日はそこそこ飲み、土曜日はしっかり飲む、日曜日は休肝日。普段からセーブして飲むと何処かで必ず爆発する。しっかり飲む日を設けてあげるといい。中々難しいが、依存症の専門病院にお世話にならない程度に火傷をして懲りて欲しいと思っている。

2017年6月26日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

植物はモーツァルトが好き

以前読んだ本の中に下記のような実験の事が書かれていた。

「ある植物に真上から光を当て、何もしなければ葉は真っ直ぐ上に伸びる。しかし右側からベートーベン、左側からモーツァルトを聴かせると葉が皆左側に向いてしまう。右左を逆にしてもモーツァルト側に行ってしまう。どうも植物は音を聞いていてモーツァルトが好きなようだ。ベートーベンの中でも特に第九の運命は嫌われている。」

嘘みたいな話しだが本当である。
おそらくモーツァルトの曲の周波数がかかわっているのであろう。
以前テレビで料理を美味しくするコツは、鍋に向かって「愛情!!」と言うそうだが、満更嘘でもなさそうである。
以前乳がんの方ががん細胞に向かって、「あなたを殺すようなことはしないから、お願いだからあまり暴れないでね。」と言いつづけたと言う。
私自身はとても効果があったと思う。
植物やがん細胞が音楽や人の想いを感じていると私自身は考えているが、やがて科学で証明出来る日が必ず来る。
自宅でベートーベンを聴いていたら花が咲かないとか、がん細胞に話しかけない治療なんて考えられないなどといったことが将来常識になるのではないだろうか。

2017年6月24日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

良かれと思ってやったストレッチで坐骨神経痛悪化

日舞をやっている方が膝痛で通っている。太腿をほぐしたり、鍼をやったり、キネシオを巻いたりで何とかしのいでいる。ストレッチに関してはスクワットを禁止し、四股を踏むよう指導したら、今日になって四股を踏んだ坐骨神経が痛いという。話を聞いたら、四股だけに飽き足らず、足を伸ばして股関節までストレッチしたという。やりながらに坐骨神経がよく伸びたので効くに違いないと確信したという。四股は指導したが、そんなにきついストレッチまで指導はしていない。案の定、坐骨神経痛を起こした。四股でも坐骨神経は伸ばすが、空中でやるので極めて安全である。床に着けてやるのとは意味が違う。色々な角度から四股は完成形なので自分で創意工夫をしないで欲しい。

2017年6月22日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

勉強熱心で素直ながん患者

がんになると色々な方からアドバイスが来る。「○○のお茶がいい。」「○○サプリで治った方がいる。」素直な方だと、全て真に受けて、「○○さんの紹介だから間違いはない。」とサプリを10数種類飲んでいる方が結構いる。そして勉強熱心だと拍車がかかる。「○○セミナーで水素がいいと言っていた。」「遠赤外線はがんを小さくする。」「ブロッコリーががんを死滅させる。」1ヶ月に2-3回セミナーに出て勉強している。そうなるとまた治療法やサプリが増える。経済的にも大変になる。決して悪いとは言わないが、サプリががんを治すわけではない。本人の免疫が治すのである。その免疫を良い状態にするために、色々な治療やサプリなどを使うのである。サプリを増やせば免疫が上がるわけではない。私の師匠ががんばかり治療しているので門前の小僧で知らぬ間に覚えてしまったが、がんは「乳酸菌」「フコイダン」「プロポリス」「温熱」位でいいのではないだろうか。後は生活や食事を正したり、瞑想したり、喜びに満ちた生活をしたり、運動で汗をかいたり位で十分だと感じている。色々な患者を診ていると、勉強熱心で素直な方が泥沼にはまっていると思う。それも特に人から勧められて断れない方。自分の人生なのであまり他人の言葉に振り回されず、自分で決めた道を進むのがいいのではないだろうか。

2017年6月21日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

心配性のご婦人

うちのお袋もそうだが、年配女性で心配性の方は多い。よく話を聞いてみると心配だ心配だと言いながら、しゃべり続けて安心しているので心配するなと言う方が本人の身体に悪い。好きなだけ心配すればいいと思ってしまう。先日来た方も自分の身体やご主人、子供や孫のことまで、心配のオンパレードである。家族のことはともかく身体に関しては下記のような話をした。

「健康診断で指摘されたことを守れば寿命が延びると思っている方は多いと思いますが違います。健康診断と寿命は何の関係もありません。むしろ受けている方の方が短命というデータもあるくらいです。がんでもそうですが、早期発見と言っていますが、勢いのあるがんは短い期間で全身回ってしまっているので、防ぐ方法がありません。昨年異常なし、今年末期などという話はよく聞くと思います。結局寿命というのは宿命みたいなものでジタバタしても変わらないのです。だからあまり気にしない方がいいです。例えば健康診断で胃炎を指摘されて薬を飲んだり、胃に優しい食事をすれば、快適に過ごせるという程度のものです。心配しても亡くなる時は亡くなるし、亡くなりそうでも亡くならない方もいる。心配して結果が変われば良いのですが、心配するだけストレスになるだけです。死ぬ寸前までは生きていますので、身体の心配より、今日は何を食べようかとか、今度は孫とどう遊ぼうかということに気を使う方がいいと思います。」

こんな話をしたら、大笑いしていた。心配性は治らないと思うが、少しでも日々を快適に過ごすことに気が向けばと思う。

2017年6月21日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

全然良くならない足のつり

年配の女性が足がつって困るといって通っている。以前足がつることに関してツムラの68番が良いことは書いたが、毎晩飲んでいるが効かないという。詳しく調べてみると両足つるという。そして左足首の違和感があり、左坐骨神経痛もある。左右のふくらはぎには明確に拘縮(こうしゅく-筋肉が硬いところ)があり、ほぐしても全然ほぐれない。足首が気になって足の診療所を勧めた。そして少し治療法を変えて左ふくらはぎだけにキネシオテーピングを2本、これが効かなければお灸、坐骨神経痛も狙う。ふくらはぎが硬いならレッグリフレがいいが、以前試したら痛くなったという。これがダメならむくみ取りのスプリングティー。それでもだめなら頭皮やお腹のマッサージ。最終手段はいつもの「鼻」「歯」「腸」でBスポット療法、マウスピース、乳酸菌。この方は少し太っているのでやがては減量とスロージョギング。長年やっているのであの手この手と出るが、今までも何人か難しい足のつりを経験した。最近はそれでもだめならと次の手考えるようになったが、新しい切り口がまだ湧いてこない。私も何度か経験したが、夜中に足がつるとひどく痛む。思わず声が出てしまうほどだ。自分でふくらはぎを触っても、こんなに硬くなるんだと驚いてしまう。10-20秒程度で収まるからまだいいが、毎晩つるようだと、今晩もつるのではと不安になってしまう。患者さんには、「必ずなんとかしますから大丈夫です。」と言ってしまっているので、少し感覚を研ぎ澄まして新しい知恵が湧いてくるようにしたい。

2017年6月21日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

雪山で膝痛が悪化

膝が痛くて山登りを控えていた方が、最近調子が良いので久しぶりに登山をしたら思いのほか雪が残っていて、膝がかなり悪化したという。脚を診ると内転筋がかなりやられている。下りの時に不安定にならないように踏ん張ったことが容易に想像出来た。太腿の前面の筋肉痛も酷い。反対側の裏の筋肉痛もかなりだ。これでは辛いだろう。本人は、「山自体は高い険しい山ではないのでショックだ。」と言う。しかし我々から見ると良い経験をしたという。本人の不安を箇条書きにしてみたい。

  • こんなに痛くなるとは思わなかった→予想以上に負担をかけたのだから、当然である。
  • 治療して大分良くなっていたのに・・・→治療はまだ途中であり完治しているわけではない。
  • 登りは大丈夫だったが下りにちゃんとスポーターをしたのに・・・→使っているサポーターでは雪道の下りには弱すぎる
  • ここまで筋肉痛が起こるとは思わなかった→我々から見ると太腿の鍛え方がまだ足りないので本格的に鍛えるべき
  • もう雪山は登れないのではないか→夏の期間だけ登るか調べてから登ればいい
  • 今まで順調に回復してきたのにショックだ→これから本格的に悪条件をクリア出来る脚にすればいい、課題が見えたはず
  • 登ってからもう10日も経つのに筋肉痛が残っている→これだけ負担をかければ当然残る

本人は色々と不安だろうが、こういう事があってようやく本気に治療しようと思うものだ。不安の種を分解して考えると一つずつ答えがある。確実にクリアしていけば来年ぐらいには雪山も登れる。本人の不安に対してどうしたら良いか答えがないものなど一つもない。これをチャンスと捉えるか諦めるかで運命が変わってしまう。私から見ると特段悩むことなど何もないと思うのだが・・・・。

2017年6月21日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

鎮痛剤は病気を治していないという話

橈骨神経痛で通っている患者が極端に投薬を嫌がっている。「この神経痛は鎮痛剤では治らないことを知っている。医者から薬をもらってもそのまま捨てている。」と言う。気持ちは分からないでもないが、我々の立場からすると少し違う。鎮痛剤を使う目的は神経痛を治すためではない。身体が少しでも痛みを感じなければ快復力が働き、体力で治せるチャンスが増える。この方には次のような話をした。「例えばあなたが冬に風邪を引いて家に戻ったら家は隙間だらけで暖房はない。着る服も粗末で風呂も入れない。食事は冷めたスープだけで十分な食料は無い状態と暖房はバッチリ効いていて服はホカホカ、風呂に入ってしっかり身体を温め、食事は熱いぐらいのスープと食べきれないほどの消化にいいものが並んでいるのでは、風邪の治り方は違いませんか?」結局風邪でも何でも体力で治すのである。この話は環境論だが、良い環境を与えてあげると身体は力を発揮しやすいので治りやすくなる。薬が治すわけではない。この話をして拒否していた鎮痛剤を飲んだら嘘みたいに楽になったという。風邪の時も同じような話がある。風邪はウィルスで医者から出る薬は普通は抗生剤。抗生剤は菌には効くがウィルスには効かない。だから風邪薬を飲んでも治らないという。確かにそうだが、風邪の時はウィルスだけに感染しているわけではない。他の菌にも混合感染している。ウィルスに効かなくも抗生剤が何%かは有効だ。咳や発熱などの症状も楽になっているうちに体力を回復する。それで楽になるのである。ウィルス論だけで語れない。身体を診る場合は狭い範囲だけでなく、全体を診ないとこういう議論になってしまう。言っていることは間違ってはいないのだが、臨床では鎮痛剤はなくては困る。

2017年6月19日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

次から次に腰に悪い事をやろうとした患者

胃が原因で腰痛をおこしていた方が、胃の改善と共に腰も良くなり一段落していた。しかしまた痛み出したというので診たら、確かに胃は治っている。患部の腰の骨を診たら少し後ろに変位して明らかにずれている。細身の女性なのでこういったことはよくあるが、その後が悪い。腰を治そうとスクワット、ヨガ、ジョギング、平泳ぎをやるつもりだという。我々から見るとスクワットではなく四股、ヨガは中止、ジョギングではなくスロージョギング、平泳ぎではなく背泳がいいという話をした。世間で言われている事が少しずれている。スクワットで腰を痛めた通っている方はいるが、四股を指導した後は来ない。ヨガは本格的に効果を実感出来るのに数年かかるし、ジョギングでは腰を悪化しかねないがスロージョギングなら安全、平泳ぎは股関節に負担をかける(バタフライは最悪)が背泳なら腰がいいカーブになり治療になる。ちょっとしたことだが、この差は大きい。本格的に始める前に来てくれたので避けられたが、腰を治そうとこういうものにはまり、腰が悪化している方は多いのではないだろうか。

2017年6月19日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

乳がん誤診とその後

10数年前に乳がんと言われ手術をした方が、昨年胃がんの手術もした。本人はすっかりがん体質と思っているが、娘が乳腺炎になりがんと誤診される話を聞いてきて、自分も誤診だったかもしれないといいだした。がんは細胞の顔を見て問題のない「白」からがんの「黒」まで色々と段階がある。殆どが「灰色」であるために、医者が念のため取りましょうという。取ってみて問題はなかったとなれば患者は怒るだろうが、しかし「灰色」のままにしておける方は少ない。「あなたの乳がんらしきものは「灰色」です。時間が経って「黒」になるかも知れません。「黒」になるまで放っておきますか?放っておくと手遅れの可能性が高いです。どうしますか?」と言われれば「手術して取って下さい。」と言うだろう。以前亡くなった大橋巨泉さんが医者から、「あなたには胃がんがあります。部分切除をして毎年内視鏡で様子を見ますか?それとも全摘をして胃がんの不安をなくしますか?」と言われて、「全摘をお願いします。」と言ったという。がんの不安を持ったまま中々人は生きられない。誤診は避けて戴きたいが、結果から言うと切って良かったとなる。がんのレッテルを貼られて注意もする。がんの治療にはそういう一面がある。

2017年6月14日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

この仕事の最大の欠点

常連さんを治療していていつも感じることは、「患者の身体が自立しない」事である。
教育で言えばいつも家庭教師がついていて答えをすぐに教えてしまうようなものである。
身体が辛ければすぐに治療してしまうので、患者が自力でもがいて創意工夫して治そうとしなくなる。
以前、神経痛だったと思うが真面目に通っていた方が、突然病院に来なくなった。
酷い症状だったので、皆で心配していたら数ヶ月ぶりに来た時には治っていた。
何をやったのか聞いたら、ただ耐えていただけだと言う。
そんなばかな事があるかと思い、身体を診たら本当に治っていた。
なぜそうなったか考えたが、眠っていた能力が身体の中から湧いてきたとしか考えられない。
毎日まめに治療していたときには見られない状態だった。
身体は危機にさらされるとあんなにすごい力が出せる事を知った。
常連さんには時々この話をする。
週に1回は来ている常連さんが1ヶ月来ず、腰を診たら実に良い状態であった。
何をやっていたのか聞いたら、思った時間に予約が取れないのでゴルフボールと柱の角で背中を擦っていたという。
これが功を奏したかはわからないが、今までにない良い状態になっていた。
やはり我々の治療が眠っている力を出さない一面があると思う。
昔師匠から、「心の力を引き出す。」という本質の指導を頂いたが、なかなか出来ない。
どうしても我々が手を出してしまう。
家庭教師も答えを教えたくなってしまうのと同じだ。
少し知恵を絞りながら、身体の底力を出そうと日々考えている。

2017年6月14日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

原因不明の膝の腫れ

今まで左膝の治療をしていた方が準卒業でほぼ回復した。しかし数週間経って突然今度は反対側の右膝が痛くて歩けないという。準卒業したばかりだったので、これは右に負担をかけたと思って診たら、全く負担がかかっていない。ただ熱を持つ腫れている。膝上のハムストリングもかなり硬いので、これでは脚の曲げ伸ばしが出来ないことは容易に想像がついた。ではなぜ負担をかけていない膝が腫れるのか、原因は何ですかと聞かれたのでいくつか考えた。

  1. 草むしりやハイキングなどで外で虫に刺された
  2. 知らぬ間に足首や膝を捻った
  3. サポーターやズボンの内側で擦れた
  4. 脱毛などのため、毛根を痛めたり薬で反応した

これぐらいしか浮かばない。草むしりやハイキングなど外で虫刺されなどで腫れる話はよくある。この方は保育士なので砂場かも知れない。いずれにしても膝周辺の虫刺されである。わかりやすい方は刺された後を見つけることがある。次に知らぬ間の捻挫だが、子供相手の仕事だと突然振り向いたりがある。また子供を追いかけることもあるだろう。子供に怪我をさせないために自分の膝など気にしていられない。次にこの方はサポーターをしているがそのサポーターの内側の硬いところが膝に当たり、傷ついた場合である。膝頭や肘の出ているところは神経の感覚が極端に鈍いことによって傷に気がつかない。あとは以前経験したことだが、女性が脱毛のため、毛を剃ったときに毛根を痛めその上から薬で炎症が起こったことがあった。長い歴史の中では色々とある。こんな話をしたが原因が分からなかったので様子を見ることにした。

2017年6月13日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

白湯は冷たい飲み物?

常連さんがほんの少しだけ、左の脛と左腰にこりがある。これは胃腸に負担がかかったことを意味するので聞いてみたら、何も悪いことはしていないという。冷たい物は飲まず、水も白湯を飲んでいるという。確かに白湯ならいいと思うだろうが、胃の温度は基本的には体温である。正確に測ったことはないが、36度や37度はあるはずである。白湯は常温だから今なら25度弱。約10度の差がある。身体に入れる物の温度の話をするときは、よく口呼吸と鼻呼吸の話をする。本来口はしゃべって食べるところ、鼻は呼吸をするところである。鼻が悪いと口呼吸になってしまう。どちらも肺に届くのに変わりがないと思うかも知れないが、大違いである。口からの呼吸はダイレクトにそのまま肺に行く。肺の温度が大体30度ぐらいだから、今の気温(25度程度)からしても冷たい空気である。しかし鼻から呼吸をすると鼻毛で異物を除去し、上・中・下鼻甲介という所で湿度を与え、温度も上げる。肺にしてみると鼻からの呼吸の方が数段楽である。口呼吸だと扁桃腺が腫れてしまうのを見てもわかるとおり、本来好ましくないのである。昔から日本には、「ぬるめ加減」とか、「人肌」という言葉があるが、実にいい表現である。お茶でもお酒でも昔から日本人は温度に関して敏感であった。それが何時からか冷蔵庫でガンガンに冷やした物をグイグイ飲むことが常習化してしまった。気を使って白湯も冷たい飲み物である。胃が丈夫な方はいいが、小鳥タイプの方はそんな知識も必要である。

2017年6月11日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

子供が出来ない理由

最近は未婚・晩婚化の影響で出生数が減っている。そして高齢出産など不妊治療が一般化している。人口問題を見てもこのままでは日本の人口が8000万人になってしまうという。フランスに移住した人から聞いた話だが、不妊治療4回までは国費で出すという。それくらい人口問題が国策にかかわる大問題である。以前、仲のいい産婦人科の先生と酒を飲みながら聞いた話だが、「昔は子供が出来ないと全て嫁のせいになっていた。しかし現実は女性の問題が1/3、男性の問題が1/3、残りの1/3は原因不明。それが事実。昔の女の人は大変だった。今は男性が原因と分かるからまだましたが、しかし本当に出来ない人がいる。本当に原因が不明である。神のみぞ知る世界だ。」と言っていた。体外や顕微受精をちゃんとやっても出来ないときは出来ないという話をよく聞く。やはり授かりものなのかも知れない。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

これから新米ママになる方へ

結婚したばかりで妊娠を考えているのですが、注意することはありますかという質問が来たので、いくつか箇条書きにしたい。

  1. まずご夫婦の性病を調べること
  2. 夫婦で不妊検査をすること
  3. 問題なければ女性は基礎体温をつけること
  4. 鉄の補充(貧血だと妊娠しにくい)でミキプルーン、葉酸と乳酸菌の摂取-適量はThe Bi-Digital O-Ring Testで調べる
  5. 下腹部を冷やさない
  6. 出来なければ加藤レディースクリニック(http://www.towako-kato.com/)へ行く-培養師がいい
  7. 妊娠したら月に1度の定期検診の後、マッサージを受ける(腰痛と足の浮腫予防と治療)
  8. 出産後は、「子供が親を選ぶ話」、「骨盤治療」、「日曜日2時間」や「友達の作り方」、「義理の両親へのお願いの仕方」、「粉ミルク」、「ミスコンではなく子供1人コン」が必要

こんな話をしたら、「結構、大変ですね。」と言っていた。昔から妊婦さんは多い。段々やっていくうちに妊娠のコツや出産後の問題が分かってきた。娘時代から通っていて子供が2人ぐらいできると、いつも時の流れを感じている。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

新米ママが義理の両親へお願いする方法

嫁の立場は中々難しいものがあって、生まれた子は自分の子供なのですが、義理の両親にとってはかけがえのない孫となるわけです。 おじいちゃん・おばあちゃんは、責任もなく気楽に子供と遊びたがりますが、文句も言えません。そんな時孫のためだと言って、お願いするとうまくいく事があります。例えば買い物に行きたい場合、自分の物を買いたいと言えば、義理のお母さんからあまりいい顔はされませんが、孫のための買い物だと言えば、「いってらっしゃい、気をつけて。」となります。義理の親は頭の中には殆ど孫のことしかありません。孫にどうやって好かれるか、どうやって気を引くか、どうやって嫌われないようにするか。そこに興味があるのです。以前当院にかかりに来た新米ママがいましたが、子供を義理のお母さんに預けてきたと言います。 なんて言って来たのと聞いたら、「肩こりと頭痛がひどくて治療を受けに行きます。」と言って来たといいます。こういう場合は嘘でもいいから、「あそこで治療を受けるとおっぱいが一杯出るんです。疲れがたまるとおっぱいの出が悪くこの子が泣くのです。ですからしっかりおっぱいを出すために行って来ます。」と言えば、孫のためなら義理のお母さんは子供を見てくれます。治療費ぐらいくれます。嫁の身体を気にしていないということではなく、関心が孫にあることを理解して言葉一つも大切ですから、よく考えてお願いししなさいと言いました。新米ママが、「そういうものですか?」と聞いてきましたので、「そういうものです。」と答えました。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

結婚と子作りは早い方がいい

2人目の子供を作ろうか迷っている方にはすぐ作れと言ってしまいます。よそ様の御家庭のことなので大きなお世話ですが、経験上1人育てるのも2人育てるのも同じです。母体や卵子、上の子供との年齢差全て考えてもまとめて作った方がいいと思っています。色々考えるお母さんはいるでしょうが、子育ては知恵がものをいうのではなく体力勝負です。最近は晩婚化や高齢出産で、産んで殆どのエネルギーを使い果たしてしまうお母さんも多いですが、産んでからの20数年の子育てを考えると気が遠くなります。我が家はお陰様で殆ど子育ては終わりましたが、こんなに良いものかと思います。子育てに頑張っているお母さんを見ると、喜びは勿論あるでしょうが大変だろうなぁと思ってしまいます。子育てのあとにまだ長い人生がありますが、なかなかそこに目がいきません。子育てが終わってからが、本当の自分の人生という考え方がお薦めですがいかがでしょうか。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

産後の骨盤治療

妊婦さんや新米ママを見ていると、産後の肥立ちといいますか、骨盤などのゆがみが気になります。出産後の骨盤治療は胎児が大きい場合、臨月などは結構な圧迫感で出産後は腰か股関節がやられます。我々は出産後2週間を目安に治療しますがこつがあります。それは短期決戦で治療することです。なかなか治療も子育てがあって受けられないでしょうが、だらだら月に1度治療をしていては、腰痛の火種が残ります。一気に安全領域まで持っていった方が症状は安定します。閉経後や60代になって、坐骨神経痛や尿漏れなどの原因にしないためにも、出産後の骨盤の問題は短期決戦が良いです。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

お薦め粉ミルク-つよいこ

満9ヶ月頃から、3才頃までのフォローアップミルクです。乳幼児の発育に大切なヌクレオチドを新しく配合し、脳や網膜の発達に大切なDHA、β-カロチン、母乳オリゴ糖も配合しています。また牛乳と同レベルまでカルシウムを強化し、牛乳では不足しがちなビタミン、ミネラルもバランスよく含まれています。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

新米ママはどこで友達を作ったらいいか

新米ママの友達は母親学級がお薦めです。子供に関して常に悩む内容が同じで、一生の友達になる可能性が高いです。子育てで何か相談したい時に、ご主人は忙しく話も聞いてくれませんが、ママ友なら悩みが同じなので、何を言っても「そうそう」ということになります。同じ時期に幼稚園、学校、就職とかぶる為、「うちはこうなのよ、お宅は?」相手の状況を気にしなくてしゃべれる存在は有り難いです。母親学級で皆控えめにしているみたいですから、少し勇気を持って、一生の友達を作る気持ちで接してみてはいかがでしょうか。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

左腕と真面目な子育て

新米ママは身体を診ると子育てのがんばり具合が分かります。左腕がかなりこっていると子育てを頑張っていると言えます。赤ちゃんは母親の心臓の拍動を感じる左のおっぱいを出来るだけ吸いたいと思っています。若いお母さんだと左ばかり吸われると胸の大きさが変る為、何とか右を飲ませようとしますが、なかなかそうはいきません。左のおっぱいをあげるということは左手で抱っこしながら、右手で家事をこなしているはずです。腕のこりを見るとすぐに分かります。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

赤ちゃん5kg症候群

出産直後は赤ちゃんがかわいくて何時間でも抱いていられるでしょうが、2~3ヶ月もすると赤ちゃんは5kgになります。 (赤ちゃんは日に30g~50g増えます。)母親はその重みに耐えかね、腕や肩の痛みを訴えてきます。辛さを訴え始めるのが、殆どのお母さんで同じ時期なので赤ちゃんの体重を聞いたらおおよそ5kgでした。お米5kgだって持ったままではつらいのに、よく抱き続けられると思います。しかし5kgが限界のようです。そしてお父さんは7kgで限界を超えます。いつまでも抱き続けることは出来ません。あまりに5kgを越えると腕や肩の症状を訴えてくるので、「赤ちゃん5kg症候群」と勝手に名前をつけました。

2017年6月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

眩暈(めまい)の原因-耳石(じせき)について

眩暈(めまい)を訴えてくる方は多い。良性発作性頭位めまい症という病名があって、耳の中の石が三半規管に入り込み、めまいを起こす。発作時間は短いまだが坐っていた立つときとか、頭の位置によって石が動き、眩暈が起こる。朝、目が醒めたときに少し右を向いたり、左を向いたりすると楽になる。医者に行くとメリスロンなどの薬が出る。売薬ではトラベルミンが効く。専門の先生が耳石を安定した場所に移動させるための体操、運動などもある。眩暈も天井がグルグル回る回転性と自分が立ちくらみのような眩暈と種類が分かれる。立ちくらみのようなものは肩に首の環境が悪いことが多く、我々の治療対象になる。Bスポット療法やマウスピースで良くなる方は多い。我々は頭蓋骨を調整したり、耳の周りに鍼を打ったり、首を緩めたり、腹圧を下げたり、浮腫を取ったりする。漢方では耳は腎で治すといって、腎とは冷えや血行障害、浮腫の治療のことである。スプリングティーや五苓散(むくみ取り)などもいい。経験上、眩暈は初期に治療しておくと経過が良い。2-3回と再発するが、その都度悪化はしない。The Bi-Digital O-Ring Testを使うと眩暈はヘルペスウィルスなどが増えていることが分かっている。EPAのfish oilや荏胡麻などはお薦めである。耳鼻科以外でもあの手この手とある。

2017年6月6日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

足がつる

仕事柄、「足がつって困る。」という話はよく聞く。車の運転やプールで泳いでいるときはとても危険なので、悩みも真剣である。原因は血行不良や筋肉が硬くなってしまうと起こる。医者に行くとカルニチンを補う薬を出されたりする。漢方では我々は68番と言っているが、芍薬甘草湯が有名である。辛くなってから飲んでも効く。外出時などは持参するといい。この足がつるというのは少しやっかいなことがある。我々が脛などを治療していてもつってしまう。そうなるとふくらはぎを圧迫したり、足の親指を曲げたりするが、ビックリするぐらいふくらはぎが硬くなっている。これでは痛みはきついわけである。足がつったのだから我々がほぐせば良い感じがするが、現実は逆である。私などは殆ど1回でも治療中に足がつった場合は治療を止めてしまう。経験上またつることを知っているからである。理由は良くわからないが、頑張って硬いふくらはぎをほぐせばほぐすほどまたつりやすくなってしまう。だから足はいじらないようにしている。まるで治療して何かのスイッチを入れてしまったように感じている。いじるだけ泥沼に入っていく。特にこういう場合注意が必要なのは、スーパーなどで冷凍食品の側に居ることである。ビックリするぐらい冷える。つったら1度足湯などで冷えを解消して頂きたいといつも思っている。これから冷房でつる方も多いと思うが、68番ぐらいは用意しておいた方がいい。

2017年6月6日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中

どういう治療を目指しているのですか?

最近は常連さんの質問が鋭い。
「先生は一体どういう治療を目指しているのですか?」
と聞かれた。
中々核をついた質問なので答えに困ったが、何となく頭に描いている話をした。
それは2つあって、

1.病院以外で1番いい治療
2.常連さんからがんを出さない

西洋医学の発達は目覚ましく、手術や検査などでは到底、東洋医学では太刀打ち出来ない。
では東洋医学は役に立たないのかというと決してそうではない。
病院に勤務していたときも感じていたが、西洋医学はとても苦手な領域がある。
慢性病にリハビリ、免疫を上げることや予防など殆どお手上げである。
そういう点では東洋医学がものをいう。
西洋医学が得意なのは緊急性の高い外科や、手術、薬、検査である。
しかしこれは数から言うと少ない。
私も今まで手術は痔ぐらいで、後は2-3回ぐらいしか入院の経験がない。
しかし腰が重いとか、肩が痛いとか胃の調子が悪いとかは普段から感じている。
そういう時は東洋医学が強い。
最近は統合医療で両方のいいとこ取りが叫ばれているが、普段の生活に密着しているのは東洋医学である。

次に常連さんからがんを出さないというのは誤解を生むと思う。
うちに通っていればがんにかからないということではなく、普段の生活からがん予防に必要に情報を提供していくと言うことである。
例えば乳酸菌、腸の免疫、電磁波の悪影響、フードチェック、鼻粘膜や噛み合わせ、低体温や断食などメルマガを読んで戴ければ山のように話を載せている。
The Bi-Digital O-Ring Testをつかい、前がん状態を見つける事も出来る。
何となく通っていれば相当な知識がつく。
そして気がついたら、がんにならずに済んだとなればいい。
がんは死因第一位で国民病だから、完全に防ぐ方法はないが小さな努力を続けていればある程度は確率を下げられる。
理想としてはうちの常連さんから出さないように努力をしている。
年に1度しか来ない方は無理だが、それでもメルマガを読んで戴ければかなり避けられると思う。

質問をしてきた方にこんな話をしたら、「へー、そうだったんですか。」と言っていた。

2017年6月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中