その痛み、本当の原因はそこじゃないかも?
このタイトル、「その痛み、本当の原因はそこじゃないかも?」はnotebooklmという、AIがつけたタイトルです。最近医学会ではもうAIが大流行りで、論文検索からパワーポイント制作、要点のまとめなど何でも出来てしまうので、その進化に日々驚いています。notebooklmはとても優れもので、当院の2000以上あるブログのデータを全て入れ、「画像で何か出して」と命令したら、「その痛み、本当の原因はそこ…
このタイトル、「その痛み、本当の原因はそこじゃないかも?」はnotebooklmという、AIがつけたタイトルです。最近医学会ではもうAIが大流行りで、論文検索からパワーポイント制作、要点のまとめなど何でも出来てしまうので、その進化に日々驚いています。notebooklmはとても優れもので、当院の2000以上あるブログのデータを全て入れ、「画像で何か出して」と命令したら、「その痛み、本当の原因はそこ…
常連さんが食べすぎで腰の治療をしている。以前から胃と腰の関係は何度も話をしているが、満腹の満足感を我慢してまで、腰を優先するかというと中々そうはいかない。我々から見たら、相当酷い腰痛を味わい、食べ過ぎた途端に腰にズキンとくれば、かなり摂生はするだろうが、満腹まで食べて少し腰が重いぐらいだと中々過食は止まらない。腰は痛くないのが当たり前で、過食は心の満足である。腰が痛くなくて心の満足を感じる方は相当…
最近紹介で来る患者は症状をこじらせている方ばかりである。 良くならない坐骨神経痛の原因が子宮筋腫だったり、原因不明の発熱や治らないドライアイの原因が鼻炎だったり、足の痛みの原因が骨ではなく関節の一部や歯痛だったり、指の痛みの原因が血管だったり、取れない首の痛みの原因が腕だったりと、皆さんがいくら自分で調べようとしても、調べられるわけがないと思ってしまう。 例えば私みたいに料理音k99痴で、カレーも…
最近は長年同じ仕事をしているせいか、仕事が道楽になってきた。理由を考えたら、仕事で迷いがないからだと気がついた。 20年ほど前は、何でも自分で治そうと治せない患者を引き留めたりしたが、段々自分の実力が分かってきて、治せない患者は治せる医者に回すと決めてから極端に楽になった。そして自分はここまでできるが、あとは専門家と割り切れるようになり、益々楽になった。 難しい患者を抱えていて治らないと、「あそこ…
聞き慣れない言葉かもしれないが、我々の世界では普通に使う言葉である。 一番わかりやすいのは、歯が痛いときに頭まで痛くなる。これは三叉神経が関わっていて、何となく体験することがあると思う。 先日も喉の違和感のある方がどこの耳鼻科に行って内視鏡で診てもらっても治らず、Bi-Digital O-Ring Testで調べたら、歯痛との関係がわかり、歯医者に送った。 以前から医療は縦割りでその隙間に落ちてし…
以前からブログで、難病は鼻炎が治らないと難しいとか、難治性の痛みにはモヤモヤ血管が関わっているとか、神経ブロックではなくファシアハイドロリリースなど、さまざまな角度から治らない病気の話を書いている。その都度感じているのは、「医療連携は必須」ということである。 患者が頭痛持ちで、頭痛外来で良くならない場合は、必ずEAT(Bスポット療法)を勧める。そんな時、耳鼻科の先生を知らなければ紹介ができない。患…
今日紹介で来た方は、頸椎狭窄症で手が痺れ、手術をしてもらったが全然よくならず、担当医から再手術の話が出ているという。身体を診たら、ヘバーデン結節の強い痛み、慢性鼻炎で首のこり、顎関節症による首のゆがみがあり、全ての症状が首へ悪影響を与えていることがわかった。こうなると一つずつ悪い所をなおせば、首の再手術は免れてしまうのではないかと思ってしまう。 まずヘバーデン結節だが、これは手の痛みが首や肩にどれ…
以前ブログで、「調べれば調べるだけ難病が出てくる」と書いた。これだけ情報が溢れていると、中々今の自分にふさわしい情報だけ取捨選択することが出来ない。 調べることに熱心になると病気の場合は必ず、難病が出てくる。 例えば咳をしたとする。「長引く咳」で検索すれば、「気管支炎」「間質性肺炎」「肺がん」と次から次へと難しい病気が出てくる。すると患者は1つ咳をしただけで、「肺がんかしら」と感じてしまう。確率的…
以前から、鼻炎特にEAT(Bスポット療法)の話は書き続けた。難病治療のコツは鼻だと思っている。最近あるセミナーで、「首の後ろに鼻炎でよく反応するツボがある」と聞き、それ以来患者を注意深く調べたら、確かに反応する点が存在する。我々鍼灸師にとっては「風池 ふうち」というよく使うツボだが、最近では触っただけで、「あなた、鼻炎あるでしょう」と言えるぐらいツボの反応の仕方がわかってきた。実はこの事は大きい。…
先日常連さんから、「先生、最近患者は褒めないとダメなんです。先生みたいに、あそこが悪いだけではなく、少し良くなったねぇと褒めてあげると患者は嬉しくて育つのです。」と言われ、「え、そうなの。私は冗談は言うけど事実以外言わないからなぁ。」「それがダメなんです。気は心と言うでしょう。余り良くなくても、必ず良くなるから大丈夫と言ってあげるのです。そうすれば通っていて良くなるなら頑張ろうと思うものです。先生…
最近のAIの進歩は目を見張るものがある。少し前までは、「AIはそう言ってるけど正しいの?」と思っていたが、最近はその精度がかなり上がり、我々が十分仕事で使えるレベルになってきた。 学会での論文検索や比較、まとめなどボタン一つで出来てしまうから、今までの大変な思いをしたのは何だったのかと思ってしまう。 論文に関しては査読(本当に正しいかを調べる)まで出来てしまうから楽である。 先日も当院の2000本…
昔から名人と言われる先生の治療は良く見学した。そういう時いつも感じることは、「そんなに弱い刺激でいいの?」という事ばかりである。「そこまでやるんだ」という感想より、「そんな刺激で効くの?」と感じていた。この仕事を45年続けてわかったことは、「名人と言われる先生は患部を直接刺激するというより、周りから攻め、患部が治る仕掛けを作っている」ということである。言葉で言うのは簡単だが、この「患部が治る仕掛け…
足の痛みが中々治らなかった患者が漸く、少し落ちついてきた。足が落ちついてきたら今度は左の腰が痛いという。この話を聞いた途端、「残存ですね」という話をした。残存とは例えば子供が不良で悩んでいる親がいて、突然子供がいい子になっても親の中にモヤモヤは残っている。そうなれば親は文句の1つも言いたい。子供が良くなった瞬間、親のモヤモヤが消えるわけではないのでこれを残存という。子供が不良の時は子供ばかりに目が…
以前ブログで、全く逆の治療を書いた。長年この仕事をしていると、突然1本の論文で治療法が全く逆になってしまうから怖い。以前NHKの番組で、近所のかかりつけの先生に脳梗塞の患者が通っていて全然良くならず、別の先生に診てもらったら、「この薬はもう数十年前のもので最近は全く使われていません。」と言われ、今まで診て頂いていた先生にその旨を話しインタビューをしたら、「だって医学部でそう習ったから」との返事で、…
現在、当院は「決済」「予約」「電子カルテ」のデジタル化が一気進み、「予約の電話をしなくて良いので、こっちの方が予約を取りやすい」と概ね高評価を頂いております。 少しずつではありますが、電子カルテを導入してから、いくつか気がついたことがあります。 導入前は患者さんからラインが来て、「先生、前々回の治療の時何か言われたけどなんだっけ?」という問い合わせに、こちらも全ては覚えていないので、カルテを確認し…
先日、日本病巣疾患研究会に参加したときに、整形外科の先生からは、「頚の治療は難しい。上咽頭炎が原因のこともあるが、そうでないことも多い」という発表があり、歯科の先生からは、「顎関節症は頚に出る」と発表があり、耳鼻科の先生からは、「上咽頭炎をよくしても治らない頚の痛みはよく経験する」と三者三様の発表があった。 この話は私は痛いほど良くわかり私から診ると、「まず頚の痛みはEAT(Bスポット療法)で上咽…
当院にはスポーツをやって身体を壊している方は多い。そういう方を診ていると、「自分の限界を知らない。人には限界の線があって、それを越えれば壊れるし、越えなければ回復する。」という当たり前のルールが中々守られていない。当然人は限界を超えなければ自分の限界がわからないから、何度かは壊れてしまうのは仕方がない。でも毎回壊れているようでは芸がない。1番理想的なのは自分の限界を知りつつ、ストレスなどで身体がや…
足の痛みで通っている患者がいる。足の専門病院を数ヶ所訪ねたが治癒しない。当院で新潟にいる日本で指折りの足の専門家を紹介したが、完治まで行かない。ではこう言う場合に何が大切かというと、「先入観を持たずにフラットにものを見る」ことである。どういうことかというと、我々がそこそこの年数仕事をしていて、「この患者は○○をやれば治る」とか、「これならあの漢方が効くはず」とか、「テーピングで良くならないわけがな…
現在600名ほどの患者さんとLINEで繋がっているが、日々体調の変化は勿論、「何時が空いていますか?」の問い合わせも多い。 段々と当院でも電話番の確保が難しくなり、いい機会と思い、9月14日(日)から予約システムを導入する決定をしました。 それに伴い決済も電子決済を導入し、今まで長い間、「現金を使うのはおたくだけ。おたくのために財布に現金を入れてきた。」と言われ続けましたが、かなり利便性は高くなり…
年配の常連さんが、「今度首の手術をする事になった。入院前に台所など片付けて、お父さんが困らないようにしないと・・・」と言うので、「あ、それダメ。首の手術の前に手を使ったら、首が硬くなっていい事は何もない。術後も同じ、退院のあと家が気になってすぐに片づけをする人がいるが、これも首の治りを遅くしてしまう。医者は手術のことしか言わないが、我々から診ると、首の手術の前に手を使うなと言いたくなってしまう。」…