先生に何と言ったらいいか分からない
患者さんから、「○○の場合、医者に何と言えばいいか分からない。失礼があってはいけないし、いい治療は受けたいし・・・」という声はとてもよく聞きます。 では下記の場合、皆さんはどう医者に伝えますか? 抗がん剤をもう打ちたくない場合 痛み止めが全然効いていない場合 担当の先生を変えてほしい場合 今まで長い間お世話になっている病院なので、縁は切れないがこの病気だけには関わってほしくない場合 先生が新薬を積…
患者さんから、「○○の場合、医者に何と言えばいいか分からない。失礼があってはいけないし、いい治療は受けたいし・・・」という声はとてもよく聞きます。 では下記の場合、皆さんはどう医者に伝えますか? 抗がん剤をもう打ちたくない場合 痛み止めが全然効いていない場合 担当の先生を変えてほしい場合 今まで長い間お世話になっている病院なので、縁は切れないがこの病気だけには関わってほしくない場合 先生が新薬を積…
ここまで色々と総まとめを書くと最後はやはり肩こりでしょう。 腕が原因-腕は自覚症状が出ないので、こりが酷くなると全て同じ側の肩か首に症状が出ます。腕がこる原因は「使い過ぎ」か「ストレス」です。 首が原因-首は重い頭を支えていますので、筋肉疲労や左右差などで、バランスを崩すと肩がこりやすくなります。肩に行く神経は首から出ています。 姿勢-最近はパソコンやスマホの見過ぎで、若い方でも猫背の方が増えた…
乳がんを手術で取る場合、がんがリンパを通って全身に回るために、脇の下のリンパ節まで取ることをリンパ節郭清(かくせい)と言います。リンパ節を取ってしまうと手が浮腫み、患者さんは日常生活に不自由を感じます。我々は浮腫をよくするために心臓に向かってマッサージをしたり肩甲骨を緩めたりしますが、中々良くならない患者さんは多く、利尿剤や漢方薬の効果も十分とは言いにくいです。リンパ節を取ってしまったのだから、腕…
背中の痛みはどう考えたらいいのでしようか。少しまとめて見ました。 骨に問題(外傷や年齢的な背骨の変形)があればレントゲンで圧迫骨折や変形などはすぐにわかります。 骨以外の問題となると、靱帯、筋肉・血管・神経を疑うが、靱帯や筋肉・神経となるとMRI、超音波診断などが必要になり、血管の問題となると造影剤を入れなければなりません。 姿勢からくるものであれば、前後左右、骨盤の前後屈を診れば、正しい形に指…
仕事柄、踊りをやっている方が何人か来ている。毎年年末には、「12月31日に年越し蕎麦を食べたら、三が日断食をして1月4日から6日までいつもの半分にして、7日には七草がゆを食べ、8日からいつも通りにしたら。」と言っているが、誰も守らない。そういう方達を診ると、新年仕事を開始して「今年も当院は安泰だなぁ」と思ってしまう。中には田舎に帰り、「久しぶりに帰ってきたのだから、沢山食べなさい。」と言われ、たら…
いつも首の痛みで通っている方が、新年ゆっくりしたにもかかわらず首が辛いという。詳しく調べてみたら、ストレスやパソコンのやり過ぎがなく腕がこっていない。首の筋肉もいつもよりかなり柔らかい。しかし本人は辛いという。これは実はよくある現象で私はこれを勝手に、「残骸処理」と言っている。どういうことかというと、普段仕事がきつく身体の調子が悪い時は、治療してもこりなど全部は取れない。半分程取れればいい方である…
頭痛についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 まず頭と首のCT・MRI(場合によっては造影剤で血管撮影)で腫瘍や血管の問題の有無を確認します。そこで問題が見つかれば専門医が対応してくれます。 鼻炎を調べます。出来ればEAT(Bスポット療法)の専門医に内視鏡を使って調べてもらいます。当然、上咽頭炎もチェックです。 噛み合わせの専門の先生に診て頂き、マウスピースや顎関節の治療を行います…
常連さんから、「生き残れる薬はどういうものですか?」と聞かれたので、「以前Bi-Digital O-Ring Testを使って調べたら、他の薬をキャンセルしないものと判った。」と伝えました。例えば咳が出ると龍角散を使いますね。胃が痛ければ太田胃散を使う場面もあります。咳と胃痛だけなら現代医学にもっと薬効の高いものはいくらでもあります。しかし一つの薬効を高めようとして他の薬効をキャンセルしてしまうと…
年配の常連さんが、「少し喉の調子が悪かったので、うがいを何度もやったら全然良くならず、仕方がないので内科の先生に行ったら、そんなにうがいをやり過ぎたら悪くなると言われ、発熱したら解熱剤を飲みなさいで終わってしまった。」と言う。以前からトローチはなめすぎると喉は悪化すると書いているが、若い方ならまだしも年配の方がうがいをやり過ぎては良いことばかりではない。そんな時はすぐに耳鼻科に行って喉を治療して頂…
首についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 腕のこり 寝違いの反応点 首のゆがみ-噛み合わせ 鼻炎 頭の荷重 首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張 まず「腕のこり」ですが、この部分はかなり硬くなっても自覚症状が出ません。腕は「使い過ぎ」か「ストレス」しか硬くなりませんから、パソコンやスマホ、力仕事などで必ず硬くなります。また身体にストレスがかかると心臓が血管を締め、心臓から遠いところに…
1年前に下記の症状を持った方が来た。少し列挙してみる。 腕のこりが酷く原因はパソコン病(自覚が出ないところ)とストレス 鞭打ちの後遺症の反応があり首がおかしいと予想できる 胸骨のゆがみがあり、首肩の痛みが長引いていることが予想される 喘息の反応点がある ヤダモン君の反応がある(仕事をしたくない) 首のゆがみがありマウスピースは必要 甘い物取りすぎで左の背中が硬い-「砂糖は麻薬」と指導 眩暈があるの…
膝痛に関してはいくつか苦い思い出がある。まずは病院でリハをしていたときに、2ヶ月間何をやっても膝の痛みが取れない患者がいた。あまりに取れないので、詳しく診たら微妙に膝に熱を持っている。それ以外問題がないので、氷で徹底的に冷やしたら見事に痛みが取れた。「膝に熱があると痛みは取れない」と学んだ。また地方から来た患者で何をやっても痛みが取れない方もいた。その後来なくなり、数ヶ月後に別件で来たときに、「あ…
腰痛に関してはいくつか外せない項目がある。 1.脚の状態 2.お腹の具合い(腹筋や胃腸や生理など) 3.背中の状態 4. ストレスによるもの これは何を意味しているかというと、「腰痛は腰が悪いのではなく、周りから悪影響を受けている」と言った方が正しい。 4番のストレスに関しては腰痛が全く良くならず、頭に100本ぐらい鍼を打つと治る方が時々いる。精神的なものが影響しているのか、頭の血流なのかはまだま…
「今までは放っておいても身体は治ったが最近はダメ。」とよく患者さんは言います。そんな時は必ず、「身体に悪いことばかりして、身体に良いことをしなければ治るわけないです」と言っています。例えば腰痛持ちの方がゴルフばかりしていて、ほんの少しの安静と軽いマッサージで患者さんは身体が元に戻ると思っています。若い頃ならいいですが、40代以降では回復力が追いつく方の方が少ないです。身体が治るには条件があります。…
当院のような鍼灸院で、胃腸に対してどの様なアプローチをしているか、ご存じない方が殆どだと思いますので、少し紹介させて頂きます。 まず胃ですが、症状のある方は内視鏡検査が基本です。それで問題がなければ我々がよくお話するのは、「按腹」「スタマックライン」「左の背中」です。 腸に関しては「按腹」「乳酸菌」「便秘対策」「食生活-フードチェック」「左坐骨神経痛」「太腿の裏」です。 まず「按腹」ですが、これは…
前回の肘痛のブログは、「痛くないことと治ったことは別なのですね。」という反響が多かった。患者心理に「完治した」と思いたい気持ちは分かるが、我々から見ると、1度傷ついた身体は「壊れた器」である。例えば私が去年、脊柱管狭窄症を患いお陰様で95%程(研究のため完治させず、何かの実験用に残してある)は治っているが、治ったのだから、何をしてもいいとは思ってはいない。それは一度身体が壊れたからである。無理をす…
よくストレスと言いますが、一体正体は何でしょう? 昔は「他人が自分の中に入り込み、暴れること」と考えていましたが、最近は、「快適以外は全てストレス」と考えるるようになりました。 ストレスを受けると身体はいくつかの変化を起こします。 1.肘下や膝下の末端を硬くする 2.心臓を早くしてヤダモン君(左の背中)が反応する 3.胃炎や便秘・下痢など腸の具合が悪くなる 4.免疫が落ちてヘルペスウィルスが暴れ…
常連さんが肘痛で悩んでいて、「1回注射を打って様子を見たら」とアドバイスをして、整形で打っていただいてすっかり良くなり、本人は治ったつもりでいた。しかし最近又痛みが出てきて、整形に行ったら、「え、前回から2ヶ月しか経っていないよね。早いなぁ。」と言われて、これはどういう意味だかわからないというので、「医者が打った中身はステロイド。普通は3ヶ月ぐらいもつけど、2ヶ月目に再発は少し早いなぁと言う意味。…
以前からストレスは身体の末端に出ると言っている。若い方が仕事で疲れ、酒を飲んだ後よくバッティングセンターに行っているが、実はこれは理にかなっている。ストレスで末端の腕は硬くなるが自覚が出ない。この腕のこりはストレスが解消されない限り良くならないが、腕に筋肉痛が起こってしまうと、身体は筋肉痛を治すために腕に血を送り、すぐに回復させようとする。その時にストレスによる腕のこりまで治してしまう。怪我の功名…
これは少し格好つけすぎかも知れませんが、この治療の仕事というのは実は患者さんを対象にしていないのです。 では何を対象にしているかというと、「自然」「神」「宇宙」なのです。 少し大げさな話になりましたが、実はそこに対しての目がないと、治療技術はとても低いものになってしまいます。 例えば患者さんが腰が痛いとして、「鎮痛剤を出しておきます」でもいいのですが、我々から診ると患者さんの生活習慣や考え方、たま…