キーワード 按腹

腹筋を鍛えて腰痛悪化

よく整形に行くと、「あなたは腰が悪いのだから腹筋を鍛えなさい。」と指導される。しかし私は40年やっていて腹筋を鍛えて腰が良くなったという方を見たことがない。これは少し言葉が足りないのである。 「お腹の調子が悪くなったりして腹圧が上がると、腹筋が働かなくなる。そうするとその分、腰が頑張るので腰痛が起こる。だから胃腸を治して腹筋がちゃんと働けるようにすることが大事。」 こう言えばいいのに、「腹筋強化」…

常連さんに落とし穴

仕事柄、身体のメンテは勧めているが、時々の常連さんに落とし穴がある。 最近3例あったので紹介したい。 1.乳がんをやった方が、ご主人と喧嘩して免疫を落としたケース 免疫を上げるために食生活の指導や乳酸菌、温熱をしていて経過が良かったが、喧嘩の後免疫指数が極端に下がっていた。この方には、「まだ若いから喧嘩は分かるが、免疫を下げてがんを喜ばせるのはどうかと思う。まずはご主人を受け入れて、がんを喜ばせて…

お腹を揉んで良くなる尾骨痛

以前、尾骨痛に関しては書いた。場所が場所だけに我慢している方は多い。比較的この痛みは鍼がよく効くのだが、それでも長患いの方は鍼を打って楽になってもすぐに戻ってしまう。そういう場合はお腹を揉むと結果が違う。尾骨痛を持っている方は何となく便秘になるとお尻が痛いことを知っている。腹圧が上がったり、重心がずれたり、肛門周辺の神経が興奮したりと尾骨に良いことは何もない。そんな方に按腹をするとよく効く。もちろ…

受け身の治療の現界

以前、高身長と血流で書いたが背の高い男性で頭が回らないという方は多い。乳酸菌にEAT(Bスポット療法)、マウスピースや按腹、温熱など色々とやるのだが、初めのうちは効果を上げても段々効かなくなることを経験する。そういう方にBi-Digital O-Ring Testを使って心臓を調べるとわずかだが血行不良が反応する。こういう場合は発汗を指導するのだが、お風呂だけでは足りないケースが多い。自ら運動をし…

一過性の便秘の対応策

この時期仕事の環境が変わったりで、普段は便秘でない方が便秘を訴えてくる。酷ければ大腸内視鏡や食事指導、按腹など徹底的にやるが、一過性の場合はそこまでやらなくてもいい。まずは浣腸がいい。薬局でイチジク浣腸などを買って、1本で足らなければ2本ぐらい試すといい。酷い便秘の方はこれではダメだが、一過性の方なら効く。それでもダメなら「強力ミルマグ」がいい。胃にも優しい、無理矢理出すわけではない。便を少し軟ら…

何をやっても治らなかった胃炎の治療法

私も色々と治療の話を書いているので、胃炎で検索してくる患者さんがいる。話を聞くと何をやっても治らないという。では当院の考え方を言いますと言って下記の話をした。 EAT(Bスポット療法)-胃腸障害は免疫と粘膜が弱いのでその対策 マウスピース-少し神経質で細身の胃腸障害の方は交感神経優位、すこし顎関節を治療して副交感神経優位にする 足湯-パナソニックのスチーム足浴器の話 胃薬の選定 乳酸菌 胃への温灸…

マラソンと胃炎

北海道マラソンに出て完走した方が、その後から腰や足の調子が悪いという。話を聞くと、マラソンの後、暴飲暴食をして胃をこわしたという。それから何となく調子が悪いのを工夫して筋トレしたが、全然良くならないので来たという。以下はその方の身体の所見である。 スタマックラインに強い反応 お尻の胃炎と左右差の点にのみ反応(坐骨神経痛の反応なし) ハムストリングに強い反応 按腹でお腹を触ったらガチガチ 左腰痛-腸…

女性の便秘

女性で便秘の方は多い。腸と体調のパンフレットでも女性の常習性便秘で1番多いのは、「今はちょっといいや。」だから、「親が死んでもトイレが先」という言葉を作って、女性には便意があったら必ず満たして欲しいと警告をした。当院の常連さんでもこの言葉は知っていても便秘の方は多い。「中々仕事中は・・・。」そうなると便秘薬に頼る。便秘薬も腸を無理矢理動かす薬、便を溶かしやすくする薬、便に水分を含む薬など種類がある…

がんとインフルエンザ、ぎっくり腰に腹圧の話

胃がんをやった方が肺に影があるので、精密検査を受けた。問題はなかったが、子供の頃から小児喘息の既往歴があり、肺はそんなに強くはない。少し前にインフルエンザが流行った頃もらって、高熱を出した。その後ぎっくり腰をやったので、踏んだり蹴ったりである。しかし我々から診ると小児喘息などで粘膜や胃腸が弱いから、がんを起こしやすいわけだ。ぎっくり腰も調べてみると腹圧が異常に髙い。腰の治療より腹圧を下げなくてはと…

「鼻」「歯」「腸」で難病治療

仕事柄中々症状の改善しない方達を抱えている。 そういう方達の共通の特徴はないか調べてみると「鼻」「歯」「腸」が悪い。 以前は鼻に関しては耳鼻科で問題がないか調べて戴いた程度だったが、EAT(Bスポット療法)のことを勉強してからは鼻洗浄と口テープ(優肌絆)による鼻呼吸まで指導している。 とにかく鼻が治らないとその影響力は大きく、頭の治療など殆どうまくいかない。 次に歯であるが、これは口内炎にしても歯…

腸のスイッチ

70代男性で後片付けをしたいが頭が働かないから治療して欲しいという方が通っている。 頭の治療は基本的に頭に鍼を打ったり、首のゆがみを治したり、顎関節を改善するためにマウスピースを作ったり、鼻炎をチェックするのが定番である。 次に腸の治療である。 フードチェックや乳酸菌はもちろんだが、按腹や温熱(ホットパックや温灸器)はかかせない。 そしてそれでもだめなら断食である。 出来なければ減食だけでも違う。…

胃腸を鍛える

トライアスロンをやっている方や企業のオーナーで、胃腸さえ強ければもっと色々と出来るのにと思ってしまう方が結構いる。 慢性腰痛で胃が原因の場合は多く、中々整形外科で胃腸の問題を指摘しないので、治らず困っている方がよく来る。 そういう場合、胃を治すと嘘みたいに腰の痛みがなくなるので東洋医学にはまる。 しかし胃を治しても少し無理をすればまたおかしくなる。 マイナスの胃をゼロにしただけで、負担をかければま…

肩と腰を揉まない治療

最近、治療しながら殆ど肩と腰を揉まないやり方に変わってきたと感じた。 以前から腰痛にして、腰に原因がないと言い続けてきたが、益々その傾向が強くなってきた。 最近一番治療しているのは、「頭皮」「首のゆがみ」「お腹」「腕」「ふくらはぎ」である。 結局、身体の末端とお腹しかいじっていない。 理由の一つにパソコン病や鬱病、坐骨神経痛、アトピー性皮膚炎など一昔前には少なかったが、最近はそういう人達ばかりであ…

冷え性について

前々回、細身の女性の特徴を書いたら、かなりの反響をいただいて同じ悩みを持つ方の多さに驚いた。 今回はこれからの季節を考え、冷え性について書いてみたい。 3年前は寒さのきつい冬で冷え性による坐骨神経痛の方が日に何人も来た。今までは足湯の話をしていたが、水の扱いが大変だったり面倒くさかったりで、薦めてもやる方は殆どいなかった。 そんなあるときpanasonicのスチーム足浴器の話を聞いた。お湯を使わず…

心を鎮める治療

未曾有の震災で不安は増すばかり。もっと大きな地震が来るかもしれない、放射線は大丈夫かしら。電気・ガスや水道が止まるかもしれない・・・。不安の種は尽きません。震災以来皆さんの身体が変化しています。ではどんな変化をしているのでしょうか。 ★手足がこる これはストレスの反応です。身体はストレスを感じると自律神経の働きで心臓の血管を収縮させ、末端に十分血液を送らなくなります。肘下や膝下は特に反応が出やすく…

鬱病

インターネットの発達と共に、鬱病の患者さんが増えている。鍼灸院にいきなり鬱病でくる方は少ないが、腰痛が良くなった後で、「実は・・・」と言ってくる。西洋医学的には頭の血流やセロトニンをどうするか、眠れるようにするという視点だけのようである。Bi-Digital O-Ring Testで調べると鬱病は前頭部にウィルスの感染を認める。東洋医学的には「首のゆがみ」「マウスピース」「EAT(Bスポット療法)…

鬱病・うつ病

胃腸との関連 数年前から、鬱病が急増して慌ててこちらも勉強したが、Bi-Digital O-Ring Testで全身を拝見していくうちに胃腸障害が大きく関係していることに気がついた。 精神障害の方がかなりの便秘で、市販の便秘薬をかなり大量に飲むという。精神科の医者はとても良い薬を出してくれているのに、それでダメにしている。なか なか精神科で胃腸のことまでは面倒を見てくれないが、治らない鬱病の方はま…

冷え性

夏の冷え性 顔面神経麻痺や坐骨神経痛、冷え性の方は春が危険です。寒かったのが急に暖かくなると、女性は薄着になり油断します。 冷え性も一番多いのは冬ではなく、夏のエアコンです。お出かけ前が暖かくて、急に気温が下がれば簡単に症状は悪化します。 無理なく、無駄なく、油断なくが大切です。 電磁波の影響 身体にいい物を取っていても部屋の中に強い電磁波があるとなかなか良くなりません。一番良くないのはIHクッキ…