キーワード 耳鳴り

未来医療

現代社会、ネットの発達と共に医療も変化しつつある。 当院で一番感じるのはLINE@を入れてから、患者さんの小さな変化を送ってもらうようにしてから、病状が手に取るようにわかる。 今まで減量の方なら、1-2週間に1度何を食べたかの写真を見て良いとか悪いとか言っていたが、LINE@だと食べる瞬間に情報が来る。 鬱病の方なら薬を飲んだ後すぐ何を感じたかが来る。 胃腸炎の方なら何を食べておかしくなったかが、…

そんなにすぐに良くなるわけがない

常連さんが突発性難聴と耳鳴りで専門病院で治療したが良くならず困っていた。違う病院を紹介したら、たまたまうまくいきほぼ完治したと言う。そうしたら嬉しくて舞い上がって酒を飲み、転んでしまいまた耳の調子が悪いという。昔病院に勤務していたときもカメラマンが足を骨折して、プレートとをボルト止めであまりに調子が良いのでリハビリもせずに退院してしまった。その後2ヶ月してあまりに脚に負担をかけたものだから、ボルト…

ネットワーク論その4

前回のメルマガ配信の続きでネットワーク論その4を書いてみたい。 「頭痛と胆嚢炎」 胆嚢炎というのは右の背中か右肋骨の脇に反応が出る。 胆嚢炎は長患いで反応が出る事が多いから、必ずと言っていいぐらい骨格の左右差を生む。 その影響を1番受けるのは首で、首のゆがみが起こってしまう。 そうなると頭に血が行かず頭痛を起こしやすくなる。 「胸の痛みと食べ過ぎ」 食べ過ぎの反応点はいくつかあるが、胃や膵臓の反応…

体の反乱

何度か体の反乱の話は書いた。今日来た方見事に体が怒っていた。耳が痛くなったことなどないのに、両耳の痛みと発熱。それと味わったことのない足の痛み、完全に身体から、「こんな生活は止めろ。」と言われている。耳も抗生剤をちゃんと飲んだのかと思ったら点耳薬で終わり。頭痛もあったが薬が効かなかったという。中耳炎などで耳に炎症が起こると内耳神経と三叉神経が近いのでこめかみの強烈な痛みが起こる。ちょっとした薬では…

意外と何とかなる

若い頃は病院や骨接ぎに勤めていて、保険治療ということもあり患者は毎日来る。 治療時間はかなり制限されるが、明日も治療できると思うと治療計画が立てやすい。 よく病院の待合で、「今日は○○さん来ないけど、どこが具合でも悪いのでは・・・。」とやっていた。 朝病院に来るのは日課で、来られないのは余程具合が悪いと患者仲間に思われている。 患者同士も毎日見る顔だから、皆顔なじみである。 そんな中、どの世界にも…

首に集中

耳鼻科の医者から耳鳴りの患者さんが来た。 耳鳴りはどの先生も悩んでいて患者さんは数ヶ所回る。 今まで1番ひどい方でうちが14ヶ所目という方がいた。 当院も決して成績は良くないが、Bi-Digital O-Ring Testを使い、今までの経験と共に少しでも楽になればと思っている。 まず身体を診ると腕が異常に硬い。 これは慢性的に頚に問題があることを意味している。 次に頚を診ると喘息の反応点がある。…

今回はなぜか効かない眩暈(めまい)

常連さんが数年ぶりに眩暈(めまい)が酷いという。カルテをみたら2年前にも起こしていて、定番薬メリスロンで治まっている。メリスロンに関しては眩暈が起こってすぐ飲むと効くので、常に持っていると安心だと言っている。ハンドバッグはよく女性は変えてしまうので、小銭入れか財布に入れなさいといつも言っている。今回は飲まなかったのかと聞いたら、「日に3回3日間飲んで効かない。」と言う。身体のメンテは月に1度度定期…

神経異常興奮時の「巨骨」と「腸骨」のツボ

前回、神様の鍵の隠し方で「鍵と鍵穴」、「へり」の話をした。では実際どんなツボを使うかというと少し専門的になるが、首から上の不定愁訴、例えば頭痛、耳鳴り、眩暈(めまい)、立ちくらみ、眼の違和感などには普通であれば首の定番のツボを使えば良いが、少し神経が異常に興奮している場合は、「巨骨-ここつ」を使う。何とも肩の端の変なところにあるが、こんな所に鍵が隠れていることがある。理由はわからないが、神経の興奮…

普段治療しないところが大事

患者さんの中にはかかりプロというか、治療に慣れている方は多い。 我々の業界に数千万円のお金を落としている方もいる。 私が生まれる前からかかっている方もいる。 治療技術は解剖を学び 自分なりに考えて作ったが、どうも数ヶ所普段あまり一般の先生が治療しないところがある。 1.太腿の前面-ここは自覚症状が出ない。この筋肉が硬くなると膝痛を訴えてくる。また胃腸障害でも出やすい。腰痛や坐骨神経痛の時は見落とし…

筋肉痛と神経の興奮

少し無理をして腰が痛い場合、何となく重いのとピリッと感じるでは全く原因が違います。何となく重いのは筋肉痛ですから治療しなくても安静と時間をかければ自然に治ります。しかし腰にピリッと感じるのは神経の興奮ですから、悪化するとぎっくり腰になり動けなくなってしまいます。我々は症状を聞けばどちらなのかすぐに分かりますが、一般的には区別がつきません。この神経の興奮ですが、身体の何処かに痛みを感じ、我慢している…

「風市-ふうし」というツボ

常連さんになると色々な機械を買って、少しでも腰が楽にならないかと実験している方は多い。慢性腰痛の方があるバイブレーターを買ったらとても効いたという。太腿の前面をほぐしたら効果を現し、腰も楽だという。試しに横をかけたら痛い点がありどうしてもほぐれないという。それは風市(ふうし)と言うツボで我々慢性腰痛の時によく使うツボである。太腿は構造的に筋肉なのでバイブレーターでもほぐれやすいが、風市は靱帯なので…

大所高所から物を見る

長年治療をしていると難しい患者さんが増える。膠原病とかがんとか、耳鳴りとかどれを取っても一筋縄ではいかない。最近はネットを使って相当詳しい知識を得ることが出来るので、勉強してくる患者さんも多い。「先生、あの論文読んでいないのですか・・・・。」と時々は言われてしまう。そんな状況で患者さんは自分の病気だけ調べるから、どんどん知識が深くなる。英語の論文とか読める方なら、その知識量にはこちらがビックリして…

腎虚(じんきょ)に関して

漢方では腎虚(じんきょ)と言って虚弱体質の方を表現することがある。 腎虚と言っても腎臓の機能だけを差すわけではなく、内分泌系や免疫機能低下によっておこる症状を言う。 男性に当てはめれば精力減退といった所だろうが、頻尿、耳鳴り、身体のだるさ、手足のむくみいわゆる「生気」がない状態をいう。 タイプで言えば当然小鳥タイプであるが、細身で冷え性、婦人科疾患の方は当てはまる。 そういう方は殆どが耳の病気を持…

病気ドミノ倒し

次の病歴はある患者さんの実際の年表である。 14才 虫垂炎 25才 帝王切開 27才 帝王切開2回目 30才 急性腎炎 32才 腎盂炎 36才 卵巣嚢腫 38才 子宮筋腫 54才 虚血性静脈疾患 60才 神経鞘腫 それに肥満、高血圧に高脂血症、肝機能が高く、痔と大腸ポリープ、右坐骨神経痛がある。 まさに病気の問屋さんである。 しかしこれだけ病名があっても私からすると根本原因は、「腫瘍体質」と「血行…

按摩泣かせ

細身の方から、「太った方は大変ですね。」と言われて、「とんでもない。太った方の治療は一番楽です。」と答えました。 いわゆる按摩泣かせは痩せた方で、特に下記の条件を満たした方は大変です。 太ったことがない 喉が弱い 鼻炎がある 風邪をひきやすい 噛み合わせが悪い 時々耳鳴りがする 頭痛持ちである 眠れない 精神的に安定しない アトピー性皮膚炎がある 胃腸が重い 便秘か下痢をしている 生理痛がある 足…