腸最重要

トイレで力む話

大病の後などお通じが中々という声はよく聞く。腰を痛めても内臓を手術しても腹圧が上げられなかったり、脚が踏ん張れなかったり、腸が動かなかったりで便秘の問題は奥が深い。場合によってはそのまま将来便漏れの可能性もあるので、早い内から手を打ちたいと思っている方は多いが、何をしたらいいか分からないという。少し治療法を列記したい。 1.四股を踏んで股関節や内転筋などを鍛える。腸も筋肉なので筋力低下は避けたい。…

腸炎とスイッチ

減量中の方が突然下痢をして入院をしたという。多少気を使うことはあったが、何か変な食べ物も心当たりがないという。長年減量指導をしていると実はこういう腸炎は時々経験する。そういう時は我々は身体のスイッチが入ったと感じる。減量のやり始めはある程度食べても体重が落ちない時期があり、その後停滞期、そして下痢をして腸内環境が変わるのか、何かのスイッチが入るのか良くわからないが、今度は食べても痩せてくる。いよい…

胃腸の話

最近気がついたら患者さんには胃腸の話ばかりしている。 「この脚の反応は胃酸過多だから食べ過ぎです。」 「2週間お酒をやめたからこんなに背中と坐骨神経痛が楽です。」 「この胃の硬さは食べ過ぎよりストレスです。」 「こんなに腸が動かなければ浣腸を試したらいかがですか?」 「胃薬を忘れなければ背中はもっと楽だったと思います。」 「生クリームを止めない限りこの膵臓の反応は消えません。」 「これだけ腹圧が高…

自分の腸を知る

マラソンをやっている方が試合が近いのでメンテに来た。ハムストリングを診ると以前より硬くいかに練習をしたかが分かった。しかしこの方は腸の調子がいまいちで医者に行っても治らず、治療を諦めてしまった。当院で乳酸菌の指導をしたのだがそれだけでは足りない。良い機会なので、次のような話をした。 「1年かけて自分の腸を調べたらいかがですか?何となくスッキリしないのはどんな時か、何を食べたときか、逆にスッキリする…

ビオフェルミンと便秘

乳酸菌の事は何度も書いているが、時々細身の方でビオフェルミンで便秘を起こす方がいる。The Bi-Digital O-Ring Testでは腸の免疫をへそで測るのだが、乳酸菌にはとても強いプラスで反応しても実際に服用すると便秘になってしまう方がいる。何とか事前にこれを予防する方法はないかやっているのだが、現段階で良い方法はない。免疫を上げたいが便秘では困る。飲んで戴く前に注意はするのだが、錠数を減…

名人はお腹の治療ばかり

我々の世界は名人と言われる方は多い。そういう先生方の著書を読むとお腹の治療のことばかり書いてある。一般的に鍼灸は整形外科的な関節の治療ばかりが目立つが実際はお腹をよく診る。私も昔は関節のことばかり考えていたが、長年やっているとお腹を治めないと関節の痛みが取れないことがわかり、最近はお腹の話ばかりしている。まず患者さんのお腹は大抵診てどういう状況か診断する。胃が硬いとか腸が張っているとか、ガスが溜ま…

便秘解消のコツ

慢性便秘の女性は多い。下剤を使うほどではないがスッキリしたい方のためにいくつか智恵をお話したい。 便通を整えるお茶やハーブ-実験しないと合うかどうかわからないが効きが穏やか チアシードなどの脂-ローカロリーでダイエットで話題 麦飯-白米だけに比べて高繊維 けんちん汁-和食の中でほぼ最高の繊維食 ひじき-鉄分補給と繊維食 ところてん-ローカロリーで繊維食 ぬか漬け-腸内細菌の活性化 蔵出し味噌-本来…

乳酸菌生成エキスについて

東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生の著書はよく読んでいる。腸に関して新しい学びが多い。最近読んだ中に、「乳酸菌と言っても身体に合う乳酸菌でなければ効果は薄い。」といった記述があり、以前から当院でも数種類の乳酸菌を試していたが、人によって効果のばらつきを感じていた。そういう場合は自分自身の乳酸菌を育てることが大事で、「乳酸菌生成エキス-智通」を使うという。以前から時々患者さんでこの乳酸菌生成エ…

へそピアスに関して

今日はへそピアスをした子が来た。これで3人目である。最初の子は下痢が止まらないと言って来て、「へそピアスをはずせば治る。」と言ったが、「半年以内に取ると穴がふさがってしまうのでいやだ。」と言っていたので、「では下痢していなさい。」と言った。2人目は確か免疫の治療が必要でお腹を診たらピアスをしていたので、乳酸菌を勧めた。ピアスをしていると11錠必要だが、はずせば5錠で済む。どけだけピアスで免疫が下が…

「鼻・歯・腸」で難病治療

仕事柄中々症状の改善しない方達を抱えている。 そういう方達の共通の特徴はないか調べてみると「鼻・歯・腸」が悪い。 以前は鼻に関しては耳鼻科で問題がないか調べて戴いた程度だったが、Bスポット療法のことを勉強してからは鼻洗浄と口テープによ鼻呼吸まで指導している。 とにかく鼻が治らないとその影響力は大きく、頭の治療など殆どうまくいかない。 次に歯であるが、これは口内炎にしても歯周病にしても歯医者に任せて…

過食と鬱病

以前から、「二十歳の時の体重と比べて10kg以上太ると殆どの方が坐骨神経痛が出る。」と言っているが、太ることにより鬱病もふえる。当院では12年ほど前から鬱病患者が急増して、こちらも必死に勉強して今ではなんとか治療出来るようになったが、治療を始めると治る方と治らない方は真っ二つに分かれる。治らない方達の全身をThe Bi-Digital O-Ring Testを使って調べると、例外なく胃腸障害がある…

腸のスイッチ

70代男性で後片付けをしたいが頭が働かないから治療して欲しいという方が通っている。 頭の治療は基本的に頭に鍼を打ったり、首のゆがみを治したり、顎関節を改善するためにマウスピースを作ったり、鼻炎をチェックするのが定番である。 次に腸の治療である。 フードチェックや乳酸菌はもちろんだが、按腹や温熱(ホットパックや温灸器)はかかせない。 そしてそれでもだめなら断食である。 出来なければ減食だけでも違う。…

学校給食に乳酸菌と食物繊維を

前回は乳酸菌の事を書きました。 性格が穏やかになるのでしたら、学校給食に入れてもらいたいと思います。 そしてもう一つ入れて頂きたい物があります。 それは食物繊維です。 正月早々、尾籠な話で恐縮ですが、便の量と自殺率が反比例するという研究報告があります。 アフリカなどでは木の実や草など食事に含まれる食物繊維の量が非常に多く、その分便の量も増えます。 先進国はファストフードや西洋食化で食物繊維の量は多…

乳酸菌について

前回、がんの補助療法で乳酸菌の事を書いたら、もう少し詳しく説明して欲しいという声があり、良い機会なのでまとめてお話します。 まず当院で使っている乳酸菌関係は下記の5つです。 1.新ビオフェルミンS 2.わかもとの整腸薬ロロンS 3.アレルケア 4.エビオス 5.ORT-乳酸菌 新ビオフェルミンSはなじみがあると思います。 ビオフェルミンは大正時代にまだ乳酸菌の事が知られてない時代に整腸剤として作ら…

牛乳について

The Bi-Digital O-Ring Testの勉強を始めてから、アトピー性皮膚炎の患者さんが食品を診て欲しいと来るようになり、何となく牛乳は好ましくないなと思っていました。 そんなある日、前立腺がんの術後の方が来て、前立腺がんに悪い食品をみてくれというので調べたら殆ど乳製品でした。 数年前に新谷先生の「病気にならない生き方」を読んだら、「牛乳は牛の飲み物」と書いてありました。 がん予防の勉…

腸と体調

よく体調がいいとか悪いとか言うが、何処を治療すればもっと良くなるのだろうか? 心臓などの持病がある方は勿論悪いところを治療すればよいのだが、特に検査で何もひっかからない方達はどうすればいいのだろうか。長年の経験から「腸」がポイントだと言える。ある野球選手は朝目覚めるとトイレでスッキリすること以外は考えないという。前の晩遅くまで飲んでいて、お通じが良くないと試合に負けるという。ある作曲家はお通じがい…

「遺伝子も腸の言いなり」を読んで

仕事柄どうしても免疫の勉強は必要で、最終的には腸をどう整えるかという話になる。特に藤田紘一郎先生の著書はよく読ませて頂き、ご自分のお腹に寄生虫を飼う事で有名である。先日も講演を聞いて益々腸の大切さを再認識した。 近著、「遺伝子も腸の言いなり」の内容は今まで疑問として解けなかった問題に対して、明確にお答えを頂いた。親の病気を引き継ぐとどうしても我々は、「遺伝ですね。」と言ってしまう。聞いた患者さんも…