ためになる話

体にやめさせられる話

色々な方の体を診ていると「この方は体に止めさせられている。」と感じることがあります。スポーツ選手など体を診ると「この方はテレビでは必死にやっているように見えるが体にまだ余裕がある。」とか、逆に「この方の体はもう限界を超えていて、どうやってももう伸びるわけがない。」ということが体に書いてある。昔は何でも根性論で「無理をすれば何とかなる。」といった考え方もあったんでしょうが、私はそうは思いません。明ら…

子供が親を選ぶ話

以前から当院におこしの妊婦さんや新米ママには必ずする話がある。それは「子供が親を選ぶ」という話である。私からこの話を聞いた新米ママも多いと思う。20年以上前にこれは教えて頂いた話だが、当時は知識としては理解していだが、その後研究者のチェンバレン博士の資料を見たり、日本で胎内記憶の産婦人科の池川明先生をご紹介頂いたりで、段々興味が湧いてきた。殆どの方は親が子供を作ると考えているが実際は子供がこのパパ…

完治と全治

全治3ヶ月って完全に治るのに2年かかる? テレビのニュースなどで良く耳にする「全治3ヶ月」という言葉、あれって本当に3ヶ月後に今までと全く同じように回復するということなのでしょうか? 残念ながら答えはノーです。ここにはちょっとしたマジックがあります。それは「医者言葉」という存在です。 私自身、病院で仕事をする中、この「医者言葉」に対しての認識の違いにより、多くの誤解が生じていることを肌で感じ、この…

病気は仰山にしろ-我慢弱いこと

多くの患者様を見ていると我慢強いがゆえに仇になっている場合が多い。ずっとつらかったのに我慢して、ついに耐えきれず、病院に行って即入院。医者に「何でこんなになるまでほっておいたんだ。」と叱られる。患者、「・・・・・・・」。昔から「病気は仰山にしろ」といって、小さな病気もバカにせず、ちゃんと治療しろという意味だが、実践なさっていた方がいた。 ある小唄の先生が当院の休みの日に電話をかけてきた。「もう腰が…

治療の的確性

以前にある先生から「治療とは相手の心の力を引き出すこと。」という貴い言葉を頂いた。当時は若くて意味もわからず、「ではどうすればいいのですか?」と伺ったら、「的確性、それ以外に無い。」とご指導を頂いた。 最近、この言葉が胸に刺さる。 最近治療した方でもこれだけ的確性に欠けている。 1.膝痛で患部に注射をしていた-太腿の治療で改善 2.指のケガが原因の背中の痛みを暖めていた-炎症なので冷やす 3.捻挫…

「遺伝子も腸の言いなり」を読んで

仕事柄どうしても免疫の勉強は必要で、最終的には腸をどう整えるかという話になる。特に藤田紘一郎先生の著書はよく読ませて頂き、ご自分のお腹に寄生虫を飼う事で有名である。先日も講演を聞いて益々腸の大切さを再認識した。 近著、「遺伝子も腸の言いなり」の内容は今まで疑問として解けなかった問題に対して、明確にお答えを頂いた。親の病気を引き継ぐとどうしても我々は、「遺伝ですね。」と言ってしまう。聞いた患者さんも…