女性で便秘の方は多い。腸と体調のパンフレットでも女性の常習性便秘で1番多いのは、「今はちょっといいや。」だから、「親が死んでもトイレが先」という言葉を作って、女性には便意があったら必ず満たして欲しいと警告をした。当院の常連さんでもこの言葉は知っていても便秘の方は多い。「中々仕事中は・・・。」そうなると便秘薬に頼る。便秘薬も腸を無理矢理動かす薬、便を溶かしやすくする薬、便に水分を含む薬など種類がある。一つずつ試さなければ実際どれが1番効くのか分からない。長い人生を考えたら早い時期に自分の腸の反応を把握した方がいい。腸の治療は、乳酸菌、フードチェック、按腹、大腸内視鏡、断食、便移植と段々レベルが上がっていく。少し便秘薬が合わなければ浣腸がいい。手軽にできるし、効果は確実である。どうも女性は友達に相談する癖があるみたいで、「私2日ほど出ていないんだけど、大丈夫かなぁ。」「私なんか先週、4日も出なかったけど問題なかった。2日ぐらい全然問題ない。」「本当、そうなんだ良かった。」何を基準に問題ないと言っているのかわからないが、あまり友達同士で慰め合っても問題は解決しない。この腸の問題は免疫のみならず、頭の血流、皮膚の問題、腰痛、足の血流まで影響力は大きい。とてもほったらかしに出来る問題ではないのだが、どうも認識が甘い。中々本気で取り組む方が少ない。ちょっと出たらもう合格。こんな感じである。薬も徹底的に合うものを探そうとしない。残念だが現実である。まずは腸を整えた上で、全てが始まると考えて欲しい。