アロエ、ゲンノショウコ、ユキノシタ、ドクダミ

年配の方には懐かしい名前だろうが、若い方にはなじみがないかも知れない。我々が小さい頃は、「お腹の調子が悪ければゲンノショウコ、火傷や虫刺され、かぶれにはユキノシタ、足が浮腫めばドクダミを煎じなさい。」とよくおばあちゃん達が言っていた。アロエも火傷の薬と思っている方が多いだろうが、実は便秘薬である。以前、アロエは胃のポリープと便秘に効くと書いたが実にスグレモノである。ドクダミなどは戦争時、広島に原爆を落とされ。焼け野原になった後で1番初めにはえてきたのはドクダミだったという。それを食べていた方は原爆病が軽かったとの記述が残っている。スプリングティーの所でも書いたが、どれも雑草で強い生命力や抗酸化力を持っている。こういう生薬であればかなり安全に使えるし、副作用もさほど心配しなくしてもいい。そして昔から残っているものは他の生薬と合わせてもぶつかりにくい。だから多剤服用を安心して使えるメリットもある。年配の方達は子供の頃の生薬の知識を若い方達に伝授して欲しい。

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