過食が止まらず困っている方が時々来る。そういう方達の特徴は仕事が終わってまずビール、辛いものや脂っこい物が大好き、気がつくとお腹がはち切れんばかりになっている。お酒や辛いものはすべて食欲増進剤。だから食欲増進剤を飲みながら食べ過ぎと言っていることになる。そういう方にはまず食前にコップ2杯の水を飲むことを勧めている。飲むと少し胃が重くなり、食欲が落ちる。次にサルやオラウータンの話をする。人間が進化してしく過程で彼らと我々の遺伝子は98.6%は同じだという。彼らに肥満などは珍しく、皆寿命を全うしている。では何を食べているか。まずは木の実、土の中の根っこそして昆虫である。昆虫はタンパク源だから、人もナッツ類、根菜類の煮物、タンパクは豆腐や卵、豆などを食べていれば彼らと同じになる。肥満など出るわけがない。そんな事を書きながらいつも思い出すのが、先日亡くなられた小野田寛郎さんである。
「もし、僕の健康法があるとすれば、食べたい時に食べたいものを食べること。おなかがすかないのに人に合わせて食べるのは良くない。食べたくないのに、不必要に胃を動かすのは体にとってマイナスだと思います。」
と書いあった。今の時代食べて健康にはならない。お昼ご飯を時間だから食べている方達には耳の痛い話であろう。